大ヒット連発のバンダイナムコが大切にしているたった1つの考え方 の商品レビュー
バンナムは、玩具もゲームも、既存IP(仮面ライダーとかワンピースとか)を使った60点くらい商品を大量に出して、数で勝負する会社、というイメージだったけど、ここ5年くらいの海外事業の伸び方が半端じゃない。その中身が書いてあった。 1〜2章は企業理念のようなもので、「大ヒットするも...
バンナムは、玩具もゲームも、既存IP(仮面ライダーとかワンピースとか)を使った60点くらい商品を大量に出して、数で勝負する会社、というイメージだったけど、ここ5年くらいの海外事業の伸び方が半端じゃない。その中身が書いてあった。 1〜2章は企業理念のようなもので、「大ヒットするものは初めは少数派意見から」とか「ノウハウを越境させる」とか、割と普遍的な内容だったけど、3章の「IP軸戦略」の話はやっぱり面白い(できればこの内容もっと増やして欲しかった)。「チーフガンダムオフィサー」「チーフたまごっちオフィサー」というように、IP毎に組織されているやつ。この本のメインテーマとも言える「何が売れるか」じゃなく「何を売りたいか」本意で考えるこの企業だからこそ成り立つ組織編成で、やりたいと思った企画を立案できる環境づくりがうまいなぁと思う。アニメ→ゲーム→イベント(あと玩具)みたいに、あるコンテンツ好きになるとそこには必ず関連商品があるみたいな提供をしていくことで想像以上の市場規模になることと、日本のコンテンツでそれができる可能性が大きくあることを考えると、バンナムのようなIPを軸にした事業展開には感心する。
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