キウイγは時計仕掛け の商品レビュー

森博嗣(著者)

2024/11/06

学会が舞台の今回はS&Mコンビがよくでてきて私的にはとても楽しかった
やっぱり天才的なひとばかりでなんか引かれる小説でした

2023/10/09

まあ、面白かった。
オールスター出演で豪華キャスト。
面白かったんだけど、最初から最後まで起伏がなく、これといった山場もなく終わった印象かなぁ、、、。

2023/06/14

G9
建築学会が行われている最中、会場の大学での殺人事件
やっぱり結末は解決しない、のだけど
海月くんの去り方とか謎すぎて好き

2023/02/27

この本を含めてGシリーズは1冊で完結するものではなく、全て読んで初めて納得できるような仕組みになっていると感じた。ミステリにつきものの、動機やアリバイなどがあえて曖昧な部分が、狙ってそうしているのだとしたらすごいと思った。

2022/11/16

　加部谷と雨宮の掛け合い、いつもながら軽妙。もしかしたら普段の1.3倍くらい筆がノッてるかも、と云う感じ。

　以下、作中お気に入りフレーズ

　学会となれば、ああいう学者という宇宙人たちが日本中から集まってくるのである。考えただけでも恐ろしい。

　このようなどうでも良い質問が、社会では潤滑剤などと呼ばれるのである。それで、みんなあんなに滑って転んでいるのか、と思えるほどだ。

　支配されることは、心地良い。不安を消す唯一の手法ともいえる。

2022/10/14

p18
「私、夢で見たんだけれど、発表を聴いている人が、みんな、国枝先生なの」

p43
「みんなで考えようって、よく言うよね。みんなで考えても、しかたがないのに。もっと、考えるべき人がきちんと考えた方が良いと思う」

p85
SNSもね……、まるで家畜

緩やかな時間の経過が顕著なGシリーズ。
先にXシリーズを読み終えてしまった身としては切なくて仕方がない。平常運転、まだ種蒔きのような事件。母に捨てられた息子、というのは海月にも投影しているのかな、と想像。
若さと自由さがまだぎりぎり残っている感じというか、徐々にみんな大人になっていく、住む場所も離れて、みんな別々の方向へ向かっていく、というのが何とも慎重に贅沢に、かつ計画的に構築されているようにも感じました。

2022/05/07

220507＊読了
キウイが謎すぎやしないか？
キウイとγの意味が知りたくてもやもやします。笑

加部屋ちゃんの健気さというか、一途さがいじましい。
海月くんを好きでいても、いいことないぞ…。犀川先生とは似ているようで違うんだぞ、だから萌絵ちゃんと犀川先生みたいにはいかないと思うぞ…。
なんて、アドバイスしたい。

学会に参加するような大学生活を送ってこなかったので、自分が体験できなかった学会、というものをこの小説で味わえました。
理系の学会に参加するような人たちは、本当に自分とは別人種な気しかしないぞ。憧れますけどもね。

Gシリーズもいよいよクライマックスへ突入！
と思うと、そわそわするなぁ。
毎巻の謎は解き明かされるのだろうか。

2022/03/21

Gシリーズ九作目。
久しぶりの《キャラクタ》がたくさん登場。
ひたすらに学会に徹する舞台設定といい、初期のようなアカデミック臭が嬉しくなる。

萌絵、すっかり大人になったねえ。
犀川も世間話ができるほどになったとは。
たびたび二人がイチャイチャ？していて、微笑ましくなる。
犀川が禁煙ときいてびっくり。
次回作では、萌絵の赤ちゃんでも登場するのかな。
相変わらず謎解きはあまりないけど、だんだん収束していくストーリー、先が楽しみ！
加部谷が普通の人ぽくて良い。雨宮との掛け合いが賑やかで面白い。

2022/03/12

Gシリーズ第9作。建築学会が開催される大学で学長が何者かに射殺される。事件の前には、γ（ガンマ）の文字が刻まれ、銀のプルトップが差し込まれたキウイが大学に届いていた。学会に出席していた加部谷たちが事件の謎に迫っていきます。

真実とは、当事者ではない者が起こった出来事を納得するための推論のこと。Gシリーズを読んで、そんなことを感じました。

2022/03/04

建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届いた。銀のプルトップが差し込まれ手榴弾にも似たそれは誰がなぜ送ってきたのか。その夜、学長が射殺される。学会に参加する犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、海月久介、加部谷恵美と山吹早月。取材にきた雨宮純らが一堂に会し謎に迫るが。