実践・快老生活 の商品レビュー
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渡部昇一さん、1930.10.15~2017.4.17、享年86、ダンディな方でした。「実践快老生活」、2016.10発行、「知的生活の方法」から40年、著者86歳の亡くなる半年前の作品です。内容の一部を紹介しますと: ①年をとるとは、散歩が大好きだったのに存分に歩けなくなるということ。歩けば健康にいいことはわかっているが、歩けない。②幸福は家族、金婚式は結婚式よりも更に素晴らしい。③健康のために大切なことは、柔軟性を保持し血流をよくすること。④俳句、和歌、詩などの修養を。何歳になっても感動できる。
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高級料理よりも妻・息子夫婦・孫と行くファミリーレストランでの食事に幸福を感じる、というくだりにこの本で渡部氏が言いたいことがつまっているようだ。幸福など人それぞれ違うけれどもという前提のもと、「自分の幸福はこうですよ」とのことらしい。
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あとがきにもあるように、「知的生活の方法」と「続・知的生活の方法」を書いた著者が、約40年後どうなっているかについて書いたものである。加えて、86歳になった人生の先輩として人生における幸福やお金との付き合い方、健康、老後の修養について述べている。長く生きた者の健康についての記述は...
あとがきにもあるように、「知的生活の方法」と「続・知的生活の方法」を書いた著者が、約40年後どうなっているかについて書いたものである。加えて、86歳になった人生の先輩として人生における幸福やお金との付き合い方、健康、老後の修養について述べている。長く生きた者の健康についての記述は大変説得力があるし、その他の項目についての記述も非常に哲学的で面白い。 そして、本書に限らず、著者の本を読むとその内容に触発されて無性に本が読みたくなる。本書でも色々と本が紹介されているので、気になるものは読んでみたい。
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先日亡くなられた渡部昇一さんが、昨年秋に書かれた作品。 86年の人生を振り返り、お金、健康、勉強、修養、宗教などについて語る。幸福とは結局、家族など身近で平凡な中にあるという言葉が印象的でした。淡々と誠実に生き、学問だけでなく人間についても深く考えられた方だったのだと思います。 ...
先日亡くなられた渡部昇一さんが、昨年秋に書かれた作品。 86年の人生を振り返り、お金、健康、勉強、修養、宗教などについて語る。幸福とは結局、家族など身近で平凡な中にあるという言葉が印象的でした。淡々と誠実に生き、学問だけでなく人間についても深く考えられた方だったのだと思います。 こんな方の教えを受けることができた方々は本当に幸せだと思いました。合掌。
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過去の渡部節のダイジェストであるが、いい話は何度読んでもいいものだ。すべらない話のように。今の私には「親の恩は子に送れ」「自分を呪うようなことは絶対にしてはいけない」「井戸を掘ったらいい水の出るところに住め」などが心に染みた。
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渡部昇一、知的生活から40年、86歳の現状報告。 人間の本当の幸せは、家族との触れ合いなど、ごく平凡なところにこそ宿る、のではないだろうか。 老後は、好きな本を読み、頭に浮かんだことを書いて行く。 惜福:福を使い尽くさない、取り尽くさない。 分福:福を他人に分かち与える。 植福...
渡部昇一、知的生活から40年、86歳の現状報告。 人間の本当の幸せは、家族との触れ合いなど、ごく平凡なところにこそ宿る、のではないだろうか。 老後は、好きな本を読み、頭に浮かんだことを書いて行く。 惜福:福を使い尽くさない、取り尽くさない。 分福:福を他人に分かち与える。 植福:人の世の幸福を増やす、福の種を蒔く。 親の恩は、子に遅れ、人生には、年をとってみないとわからないことがある、等々。 当たり前のように感じますが、実に、深い言葉が並んでおります。星三つです。
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知的生活の老後版です。 若い時とは違った生活、知的な取り組みがあります。 夏目漱石は若かったんだなと思うという部分は、少しわかる気がします。 詩にも改めて興味がわいてきました。 このようにありたいものです。
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