1,800円以上の注文で送料無料

図解中世の生活 の商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/01/06

【中世】 農地に縛られた農奴と、神学的迷信が支配する時代。 情報入手が難しい世の中ではあった中で、 新鮮な肉を求め都市間を動く肉屋が、情報屋としての役割を果たしたり、 牧人が民間療法、呪いに通じた異教的存在と考えられていたり、 文化がリアリティーあって面白い。 領主は限られた...

【中世】 農地に縛られた農奴と、神学的迷信が支配する時代。 情報入手が難しい世の中ではあった中で、 新鮮な肉を求め都市間を動く肉屋が、情報屋としての役割を果たしたり、 牧人が民間療法、呪いに通じた異教的存在と考えられていたり、 文化がリアリティーあって面白い。 領主は限られた領地からできるだけ多くの税収を得るために、領民の様々な日常行為を制限し、課税対象としていた。例_パン焼き、水車小屋 領主から権利を与えられた水車小屋の管理人「粉挽き」などは、農民からよそ者として嫌悪。 苦しい生活でも一致団結できない雰囲気か。 深い森林に君臨する狼は人々の恐怖の対象だった。 その認識、伝承が、「人狼」を生み出す。 栄養不足、禁欲的生活、死が間近に存在するストレスにより、狂的妄想(自分が人狼!? あいつが人狼!?)など。 まじで人狼ゲーム。

Posted byブクログ

2021/09/19

塩野七生さんの小説を読んでいて、中世について知りたくなり、読みました。部分的に記述が足りない/やや記載が怪しいところ目ありますが、右側のページに左側ページの内容が図解してあり、全体が理解しやすいです。 中世のことを導入として知りたいなら、買って損はないです。

Posted byブクログ

2017/10/11

中世ヨーロッパの風俗を農民、市民、聖俗の支配者とその従者たち、に分けて紹介している。見開き左に本文、右に解説イラストという構成でわかりやすい。異端など読んでいると一部の内容は若干古い研究が載っている気がするけれど参考文献も明記してあり、入門書としてオススメだと思う。

Posted byブクログ

2017/01/27

各項目についてテキスト1ページ、図解1ページという構成。 従って、深く突っ込んではおらず、概論的な解説にとどまっており、かつ、考察はほとんど加えられていない。 その点で、中世ヨーロッパの生活を概観し、インデックスとして活用するには便利な本だと思う。 但し、随所に「?」が残る部分や...

各項目についてテキスト1ページ、図解1ページという構成。 従って、深く突っ込んではおらず、概論的な解説にとどまっており、かつ、考察はほとんど加えられていない。 その点で、中世ヨーロッパの生活を概観し、インデックスとして活用するには便利な本だと思う。 但し、随所に「?」が残る部分や、訳語が適切ではないのではな、と思うところもあった。 たとえば、ビザンチン(イスタンブール)について述べる時、こちら側のキリスト教を「ロシア正教」としているのは正確とは言えない。ギリシア正教、あるいは東方教会とすべき。 参照先:http://www.y-history.net/appendix/wh0601-055.html

Posted byブクログ