生きる理由を探してる人へ の商品レビュー
古本屋をブラブラしていたら発見。 タイトルに惹かれて購入。 大谷ノブ彦さんは、お笑い芸人「ダイノジ」の方。エアーギターで有名になったのは大地洋輔さんの方。一時期話題になっていたから、ダイノジって名前だけ聴いたことある人はいるのでは? 平野啓一郎さんは、『マチネの終わりに』とか映画...
古本屋をブラブラしていたら発見。 タイトルに惹かれて購入。 大谷ノブ彦さんは、お笑い芸人「ダイノジ」の方。エアーギターで有名になったのは大地洋輔さんの方。一時期話題になっていたから、ダイノジって名前だけ聴いたことある人はいるのでは? 平野啓一郎さんは、『マチネの終わりに』とか映画化されたので、こちらはご存じの方多いかも。 分人という考え方の話で知っている方はどのくらいいるのだろう。 分人の本は、本当に良書なのでぜひ読んでもらいたい。 今作は、お二人の対談。 生きる理由なんてなくて良いんだけれど、どうしても考えてしまう。 自殺に関する話も出てきて、考えさせられた。 ご自身の経験や著作などの話から展開して、なるほどと思うことや、私自身も思っていいることもあり、読んで良かったと思う。
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誰でも自殺する危うさはあると思う。 考え方や価値観次第で行動は変わると思うので、お2人の意見含め様々なことは知っていた方が、理解していた方が良いと思った。 先日、平野さんの「空白を満たしなさい」を読んだ。内容理解がしやすかった。
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平野啓一郎のエッセイみたいなのはナンとなく気になって手にとってみることがある。 大谷ノブ彦はお笑い芸人で、ダイノジの片割れ。 性格が悪く、礼儀作法を知らないことから、多くの芸人に嫌われていることで有名。 どうして、この二人が対談するのか? 読んでみて、分かった。 平野は、幼...
平野啓一郎のエッセイみたいなのはナンとなく気になって手にとってみることがある。 大谷ノブ彦はお笑い芸人で、ダイノジの片割れ。 性格が悪く、礼儀作法を知らないことから、多くの芸人に嫌われていることで有名。 どうして、この二人が対談するのか? 読んでみて、分かった。 平野は、幼い時に父親と死別してるし 大谷は、チャラいお父さんが、家を出ていってる。 平野のことはよく分からないけど 大谷は、山口県の田舎で、父親のいない家庭で、お母さんがスナックを経営して苦労して育ててくれたんだけど、その分、子供としても苦労してて、性格がヒネクレてゆく過程がよく分かった。 一方、ダイノジの、大谷の相方は、大谷とは対象的に、町の人気者で、みんなから好かれる性格らしい。 読み終わって、まあまあ、面白かった。
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自分のために書かれた本のように感じた。 分人についても、自殺についても、 生き方や捉え方についても、 参考になるものばかり。
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- ネタバレ
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タイトルの割にはライトだった。 まさに自分が生きる理由を探してる人だったから、手に取った。それに対する直接的な答えは見つからなかったけど、死にたい原因となる「嫌な自分」はたくさんある自分の一部分でしかなく、他の部分を少しでも肯定できるならそれでいいのか、と肩の力が少し抜けた。
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分人主義とは 自分の人格を固定しまうのではなく家族、友達、職場や学校、趣味のサークルなどでそれぞれの人格を使い分けているという考え方。 分人主義を意識すると自殺を考えているのは自分の中にいる複数の分人の中の1意見として考えられる。視野狭窄に陥るのを防ぐ為にもこの考え方は取り入れ...
分人主義とは 自分の人格を固定しまうのではなく家族、友達、職場や学校、趣味のサークルなどでそれぞれの人格を使い分けているという考え方。 分人主義を意識すると自殺を考えているのは自分の中にいる複数の分人の中の1意見として考えられる。視野狭窄に陥るのを防ぐ為にもこの考え方は取り入れていきたい。 この対談では少し不幸自慢をしている気がして面白みに欠けた。
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最近、仲が良かった友人が亡くなった。 現実を受け入れられず仕事に戻れないいま、ふと立ち寄った書店でこの本を手に取った。 内容は平野啓一郎氏の分人主義がもとになっている。 分人主義については、平野氏の著書『私とは何か』や、『ご本、出しときますね』などで触れていた。 大谷さんとの対...
最近、仲が良かった友人が亡くなった。 現実を受け入れられず仕事に戻れないいま、ふと立ち寄った書店でこの本を手に取った。 内容は平野啓一郎氏の分人主義がもとになっている。 分人主義については、平野氏の著書『私とは何か』や、『ご本、出しときますね』などで触れていた。 大谷さんとの対話形式で書かれているため、とても読みやすい。 この本を読んで思ったことは、「誰かが死ぬことは、その人と接していたときの自分の分人も死ぬことを意味する」ということだ。 その人がいなくなることだけでなく、その人といることであらわれる自分がいなくなることもまた、辛い。 死ぬってなんだろう、人ってなんだろう、と正直に向かい合えた。
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今年はおそらくこれが最後の一冊。 生きる理由なんて探してないけど、 最近ハマっている平野さんつながりで読んでみた。 対談形式でスラスラ読めるけど、平野さんの『私とは何か』を読み、分人の知識を入れてからの方が分かりやすく読めると思う。先の新書のいわば応用編のようなもので、より具体...
今年はおそらくこれが最後の一冊。 生きる理由なんて探してないけど、 最近ハマっている平野さんつながりで読んでみた。 対談形式でスラスラ読めるけど、平野さんの『私とは何か』を読み、分人の知識を入れてからの方が分かりやすく読めると思う。先の新書のいわば応用編のようなもので、より具体的に分人というものを考えられると思います。 #読書 #読書記録 #読書記録 #平野啓一郎 #分人 #大谷ノブ彦 #2016年115冊目
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分人主義。 一人の時の自分と、小学校の頃の友人と一緒にいるときの自分と、働くときの自分は異なる。1つの統一された自分とするのではなく、その場その場での自分があることを認める主義……とでもいえばいいのだろうか。 既視感があると思ったら、分人主義を唱える平野敬一郎氏の作品を読ん...
分人主義。 一人の時の自分と、小学校の頃の友人と一緒にいるときの自分と、働くときの自分は異なる。1つの統一された自分とするのではなく、その場その場での自分があることを認める主義……とでもいえばいいのだろうか。 既視感があると思ったら、分人主義を唱える平野敬一郎氏の作品を読んだことがあった。面白い観点だなぁと。 生きる理由というより、死ぬことに理由はなくて、死ぬときはあっさり死ぬのだろうなぁと感じる。 なんだろう、全量の自分が死にたいと思うことはなくて、自分の中の死にたい一部分が許容量を超えるとき、回線がショートするように選択肢が狭まる感じ。だから分人主義を信じて、ほかの生きたい自分に気づくと救われるのかなぁ。うん。とりあえず、私も自分は単一の存在ではないと思う。
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最も大事なメッセージは、実は帯に書かれてる。でもその言葉の「真意」に辿り着くためには本書をしっかりと読んだ方が良い。
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