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緑の髪の娘 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2016/12/23

ミステリー界は未訳ブームだそうで、本書も1960年代の英国作品。イングランド北部の紡績工場での殺人事件が、スコットランドヤードや情報局、駐留米軍、にまで話が広がり、最後は強引な謎解きとなる。登場人物の性格描写が面白く、本筋とは関係ない記述が多い。イギリスらしいロシア(ソ連)や米国...

ミステリー界は未訳ブームだそうで、本書も1960年代の英国作品。イングランド北部の紡績工場での殺人事件が、スコットランドヤードや情報局、駐留米軍、にまで話が広がり、最後は強引な謎解きとなる。登場人物の性格描写が面白く、本筋とは関係ない記述が多い。イギリスらしいロシア(ソ連)や米国相手の際どいジョークが出てくる。場面が飛び回り、誰が誰だか混乱してくるのだが、それも一興か。

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2016/12/07

イギリスの作家スタンリー・ハイランド、1965年発表の小説。イングランド北部ヨークシャーを舞台にしたミステリー。邦訳版は2016年発行。 毛織物工場でイタリア人女工が殺される、という事件を描いた警察小説。周囲の男たちを手玉に取っていたらしい美少女は情痴のもつれから殺されたか、と...

イギリスの作家スタンリー・ハイランド、1965年発表の小説。イングランド北部ヨークシャーを舞台にしたミステリー。邦訳版は2016年発行。 毛織物工場でイタリア人女工が殺される、という事件を描いた警察小説。周囲の男たちを手玉に取っていたらしい美少女は情痴のもつれから殺されたか、と思われましたが、米軍も絡み、やがては情報部が乗り出す事態に、更にはビブリオ・ミステリとしての展開に・・・。 ユーモラスで皮肉のこもった人物描写が少々読みづらい所はありますが、後半二転三転するストーリーがとても面白いです。

Posted byブクログ