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朝鮮開国と日清戦争 の商品レビュー

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2020/09/28

いや、大変に勉強になりました。 朝鮮の開国から日清戦争に至り終結するまでの歴史について、著者の専門である「アメリカ近代史」の観点を加えることによって、こんなに(歴史認識における)風景が異なって来る…というとやや大袈裟にしても、少なくともいくつも新たな視点に気づかされるとは…。 ま...

いや、大変に勉強になりました。 朝鮮の開国から日清戦争に至り終結するまでの歴史について、著者の専門である「アメリカ近代史」の観点を加えることによって、こんなに(歴史認識における)風景が異なって来る…というとやや大袈裟にしても、少なくともいくつも新たな視点に気づかされるとは…。 まさに外交は二国間関係で見てはダメで、多国間関係で捉えるべき。 それにしても、つくづくこの著者…渡辺惣樹さんの博覧強記ぶりには驚きます。アメリカ近代史だけでなく、日本近代史に対する造詣も恐ろしく深い。 「日本は当初から朝鮮半島に対して領土的野心を持って接していた」?…いやいやいや、まさか今どきまだそんな歴史観が一般的とは思いませんが、当時の日本、朝鮮、そして清国、アメリカ(を中心にロシア、フランス、イギリス、ドイツ)の状況を今一度よく理解するための必読書と思います。力作。

Posted byブクログ

2017/04/23

日本がアメリカと協力して、朝鮮を清国から独立させ、近代化させようとしたのに対し、朝鮮はいつもどこかの国を頼るんですね。朝鮮は清国やロシアを頼って日本を排除しようとしますが、なぜなんだろうという真意が分かりませんでした。

Posted byブクログ