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夜行 の商品レビュー

3.4

373件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    104

  3. 3つ

    142

  4. 2つ

    36

  5. 1つ

    6

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2024/05/05

森見さんの旅情みたいなところはそのまま、気味が悪くて置いていかれるタイプの小説だった。怪談と言ってもいいのかもしれない。 正気ではないのは誰か、本当に生きているのは誰か、本当の世界に生きているのはどちらか、そういったところが意図的に隠されたまま話が終わってしまったけどこういう終わ...

森見さんの旅情みたいなところはそのまま、気味が悪くて置いていかれるタイプの小説だった。怪談と言ってもいいのかもしれない。 正気ではないのは誰か、本当に生きているのは誰か、本当の世界に生きているのはどちらか、そういったところが意図的に隠されたまま話が終わってしまったけどこういう終わり方は本当に好きかも。何でもかんでも真相まで明らかにしない余韻が気持ち良い。 ただ、痛快な森見ワールドを期待している読者には響かなそう。

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2024/04/26

以前から読んでみたいと思っていた作品。 独特の世界観は好きなのだがどうも理解力が無いのか全体的に良く判らないまま終焉。 実際は感じたよりもずっと面白いんだと思うので少し残念。

Posted byブクログ

2024/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作家さんの今まで読んできたおどけた感じとは違ったホラーで不思議な物語だった。 背筋がゾッとする描写と現実の地名とファンタジーが融合してドキドキしながら読めた。 「夜行」の絵がからんだ1人ずつが語る単話形式で読みやすくなっている。最後の章で謎が解けると思いきや、なんとなくはわかったが最後まで謎がスッキリ解けることはなかった。私には単話のどこからどこまで繋がっているか謎のところが多く闇のままだったが、主人公はスッキリ夜明けを迎えられてよかった。

Posted byブクログ

2023/11/24

京都の鞍馬の火祭に行った6人の大学生。一人が忽然と姿を消す。10年後再び京都にあつまり、彼女に会いたいと願う。とても不思議な世界観。たちのうち、長谷川さん(女性)が忽然と姿を消した。十年後再び仲間は京都に集まり、再び鞍馬に行こうとする。「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜...

京都の鞍馬の火祭に行った6人の大学生。一人が忽然と姿を消す。10年後再び京都にあつまり、彼女に会いたいと願う。とても不思議な世界観。たちのうち、長谷川さん(女性)が忽然と姿を消した。十年後再び仲間は京都に集まり、再び鞍馬に行こうとする。「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」 怪談と青春。

Posted byブクログ

2023/10/15

曙光と夜行の対になった世界はある銅版画でつながっている。半分ミステリーとも思えるパラレルワールドファンタジーでした。 不思議なことは不思議なままにして、分からないことは分からないままにして読み終わることにしました。

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2023/09/10

森見登美彦の本の中で一番好きかもしれない。 独特の進み方と情景描写の奇妙さからくる? 「不思議な世界観」に引き込まれて、僕も迷い込んでしまいそう。

Posted byブクログ

2023/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは何?ホラーなの⁈と思っていたら、こんな世界があるかもしれない…と思うようなパラレルワールド… モノクロの世界にぱっと色がつく瞬間がなんとも言えない。

Posted byブクログ

2023/06/17

ただの怖い話で終わらせず、話に繋がりを持たせていて、読み終えてスッキリした。今までに読んだことのない雰囲気で面白かった。

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2023/06/08

かつて仲間が失踪した経験を持つグループが10年ぶりに再会して宿泊先の宿で、離れ離れになった期間に起こった不思議な体験を一人一人語る物語。 修学旅行でみんなでそれぞれ怖い話をするような感じです。 それぞれの章ごとに語り手が変わります。ただ、それぞれの話が一貫して「夜行」という作品群...

かつて仲間が失踪した経験を持つグループが10年ぶりに再会して宿泊先の宿で、離れ離れになった期間に起こった不思議な体験を一人一人語る物語。 修学旅行でみんなでそれぞれ怖い話をするような感じです。 それぞれの章ごとに語り手が変わります。ただ、それぞれの話が一貫して「夜行」という作品群との関連があるのですが、それぞれの話に少しずつ納得いかない箇所があり、あまり没入できませんでした。 「夜は短し〜」や「四畳半シリーズ」とはテイストも文体もだいぶ違います。 好みが分かれる作品のように感じました。

Posted byブクログ

2023/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これぞパラレルワールド! 突然失踪した長谷川さんを探す旅だと思いきや、失踪していたのは自分だった。 毎回話されるエピソードも不思議とホラーが入り混じる形で面白い! 空白の10年は長すぎるけど、最後には再開できてよかった!

Posted byブクログ