知られざる天皇明仁 の商品レビュー
平成天皇のご学友にして共同通信記者だった著者が綴ったもの。もともとは1977~1980年に「ざっくばらん」という銀座の並木書房が出していた月刊ミニコミ誌に連載されたものとか。 かなり近しい仲で、しかも侍従とかでなく同世代の学友という立場ならではの、確かにあまり見聞きしたことのない...
平成天皇のご学友にして共同通信記者だった著者が綴ったもの。もともとは1977~1980年に「ざっくばらん」という銀座の並木書房が出していた月刊ミニコミ誌に連載されたものとか。 かなり近しい仲で、しかも侍従とかでなく同世代の学友という立場ならではの、確かにあまり見聞きしたことのない明仁さん像が描かれている。読んでいるとちょっと性格に難ありな様子もあるんだけど、それがまた人間らしく、そしてそれを克服というか昇華するという後天的に現在のような自身を育て上げた明仁さんの素晴らしさを感じる。 もともと書かれた時代のタッチでもあるんだろうけど、もったいぶった感がハナについて読みにくい。自分の周りの人々を名前だけでなく社会的肩書や評価まで書きこんでいるところとかもヘキエキ。
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今上天皇陛下の崇高な部分と、人間らしい部分。エピソード集を突き抜けた勁さがある。 あまり関係ないが、上杉茂憲に興味が惹かれた。あと、藤島泰輔の怪物っぷりも。
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1977年の本がベース。◆この手の本の評価は難しい。◆◆ただ今上陛下が、明治帝をそれほど評価していないのはなんとなく裏付けられているな。
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