なぜ、無実の医師が逮捕されたのか の商品レビュー
報道されていた内容と現実が大きく違っていることに、驚いた。 そして、あまりの違いの大きさに驚愕した。 医療、司法、事故調査委員会それぞれの在り方、考え方の違いが書かれている。 それぞれの立場の人間が、それぞれの立場の考え方、思いを知らないと、冤罪が作り出されてしまう。 報道...
報道されていた内容と現実が大きく違っていることに、驚いた。 そして、あまりの違いの大きさに驚愕した。 医療、司法、事故調査委員会それぞれの在り方、考え方の違いが書かれている。 それぞれの立場の人間が、それぞれの立場の考え方、思いを知らないと、冤罪が作り出されてしまう。 報道の在り方、それを受け止める一般人の姿勢も問題がある。 多くの事例を知って、皆が成熟していかなければならない。
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医療裁判ノンフィクション。弁護士目線。医療の話は難しいけれど、これは病気ではなく出産時の事故(特殊な前置胎盤)だったのでイメージしやすかった。時系列も細かく、わかりやすく読めた。 こうやって出産で命を落としている人もいるし、こうやってつらい思いをしているお医者さんもいるんだよな。...
医療裁判ノンフィクション。弁護士目線。医療の話は難しいけれど、これは病気ではなく出産時の事故(特殊な前置胎盤)だったのでイメージしやすかった。時系列も細かく、わかりやすく読めた。 こうやって出産で命を落としている人もいるし、こうやってつらい思いをしているお医者さんもいるんだよな。。。無罪を認められて良かった~とすっきりできないのが辛い。いつもノンフィクションを読んでいて思うが、まだまだ冤罪事件が日本にはいっぱいある気がする。。。
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福島の県立病院で産婦人科医が逮捕された事件を担当した弁護士が書いた本。どうして刑事訴訟になったのかがわかる。最初の報告書の内容と出し方に問題があったようだ。
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産婦人科の医師が産婦の死亡により訴えられ、結果無実を勝ち取る過程を、弁護士が綴るドキュメンタリー。 産婦人科の専門的知識が詳細に説明されており、その部分は難解。しかし、人が生まれることに関わる精妙な仕組みの一端を知ることができたことは、この本の一つの果実か。 しかし、この本の本筋...
産婦人科の医師が産婦の死亡により訴えられ、結果無実を勝ち取る過程を、弁護士が綴るドキュメンタリー。 産婦人科の専門的知識が詳細に説明されており、その部分は難解。しかし、人が生まれることに関わる精妙な仕組みの一端を知ることができたことは、この本の一つの果実か。 しかし、この本の本筋は、司法制度と医療の相性の悪さを指摘することかと思う。 この本では、直接示唆されていなかったかもしれないが、司法制度の限界ということに、意識的であることは、現代社会において不可欠な姿勢かもしれない。 できれば、司法とあまりまともに関わりあいたくはないけど。
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医療事故調査委員会の在り方の根本的な問題点はもとより、日本の司法制度の異常さも本件を通じて強く実感できる。
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