関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行 オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの40日間 の商品レビュー
オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの旅。2022.8.1、2にオランダとオーストリアの再放送を見た。初放送は『関口知宏のヨーロッパの旅 オランダ編』ベルギー編、オーストリア編、チェコ編の順。2015(平成27)年 いずれも10日間の旅。 <オランダ> :1日目:デルフト~...
オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの旅。2022.8.1、2にオランダとオーストリアの再放送を見た。初放送は『関口知宏のヨーロッパの旅 オランダ編』ベルギー編、オーストリア編、チェコ編の順。2015(平成27)年 いずれも10日間の旅。 <オランダ> :1日目:デルフト~ハーグ、ライデン駅 ライデン大学東アジア所図書館で日本語学科の学生さんと対面。次の日の出発にも見送っていました。さすが日本語が上手でした。 2日目のハウダはチーズで有名な街で、関口氏は「父母のために」といってチーズを買っていました。 3日目:ロッテルダム~ミデルブルフ駅 キンデルダイク村から先のアウト・アルブラスで風車に住む人を訪ねました。家の中では風車の振動と音がすごい。 4日目:~ルーモント駅 5日目:~アルンヘム駅、ユトレヒト駅、ナールデン・ハッサム駅 アルンヘム駅からは第二次世界大戦時の地下要塞を見学。映画「遠すぎた橋」にも描かれた、イギリス空軍、ドイツ軍の激しい戦闘の地。 ・・・ 10日目:レーワンデル駅、ロデスホール駅 <ベルギー> ベルギーから最後にルクセンブルグにも行った。 <オーストリア> 西部のブレゲンツ駅からチロル州の州都インスブルック、ザルツブルグ、途中現役の岩塩坑を見て、ハルシュタット駅、メルク駅へ。メルク駅周辺はぶどう畑がありワインの産地。ウィーン駅、グラーツ駅、キットゼー駅で終わり。 <チェコ> 南部のチェスキー・クロムロフ駅から、ボヘミア平原を北に向かいターボル駅へ、東へ向かいぐるっと左まきにプラハを通り、最初の地点へ戻る。チェコの地図の関口さんの絵ハガキは四方を4国に囲まれたチェコ。西欧特有の「統一感」は無く、時代も「混在」している、(ついこの間まで社会主義国だったのが臭う)とある。 2016.9.30第1刷 図書館
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俳優の関口知宏さんが,8年ぶりに鉄道の旅をして,その旅の記録と,描いてきた絵日記を書籍にしたもの。 オランダ,ベルギー,オーストリア,チェコの4か国をそれぞれ鉄道で10日間ずつ巡られた。 街の人達と触れ合い,さまざまな場所へ行く。本を読みながら追体験しているような気分にな...
俳優の関口知宏さんが,8年ぶりに鉄道の旅をして,その旅の記録と,描いてきた絵日記を書籍にしたもの。 オランダ,ベルギー,オーストリア,チェコの4か国をそれぞれ鉄道で10日間ずつ巡られた。 街の人達と触れ合い,さまざまな場所へ行く。本を読みながら追体験しているような気分になる。 鉄道メインのようでいて,実のところそれぞれの国の人々に触れ合ってきた日記なのでは。 ヨーロッパの国一つ一つはそれほど大きくはないのに,人々の個性がそれぞれあるのだと感じされられた。 オランダでは倹約家で現実主義,それは,水害や地盤沈下に対応するため生まれた気質なのではないか。 ベルギーではオランダ語を話すフランダース地方とフランス語を話すワロン地方,さらにドイツ国境近くではドイツ語も話され,多種多様な人々が互いに理解しようとしている。 オーストリアも多民族国家で,民族が入り混じって発展してきた国でもあるため,移民には寛容。無邪気さとポジティブさ。力による支配でなく協調。 チェコは長い歴史の中で大国に翻弄され,言いたいことを飲み込んでしまう内向きさもある。日本に似ているところがあるそうだ。 政治的な国境線だけでなく,言葉,民族,さまざまなものが入り混じって,しかしながらそれぞれの国の特徴があるんだなあと感じた。 さらに,関口さんが色鉛筆で書いた絵がとてもきれい。字もきれい。なんでもできる子だな。
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