大久保信子さんの「着つけ」入門 永久保存版 の商品レビュー

大久保信子【監修】

2023/07/06

着物を着たいけど躊躇してしまうのは、やはり着付けに時間がかかるのと着こなしの難しさ、管理の手間のせい。
本書はその着こなしのコツを集めた本。

“シルック着物”なるものが東レから販売されていたのは知らなかった。それなりにお値段はするが汚れに強く家で洗濯でき、シワにならず、正絹と違い虫干しもいらない管理の楽さはかなり魅力。

『着物を廃れさせてはいけないけど時代を無理矢理着物の方に持っていくのは逆効果。時代に逆らわず共に生きる。冠婚葬祭時の礼装以外は堅苦しく考えないで。』
大久保さん位の年代の方にそのように言ってもらえると嬉しい。

例えばブラウスとスカートに足下はブーツの洋装に羽織なんてとってもかわいい。
着物だってつまるところはファッションで流行りがあるのだから令和風の着こなしがあっても歓迎されてよいと思う。
せっかくの日本の着物文化、完全に無くなってしまうのだけは避けたい。

だからこそ、だからこそ積極的に和の装いをしたいなと思ってはいるのだけど…。

七緒はよく15分着付け特集を組んでいるが、それでも15分…洋服だと1.2分で完成と思うと中々日々の余裕のない生活では厳しいなと思う。