夜葬 の商品レビュー
夏ということで、ホラー作品を読んでいました。 この作品は「私、リカちゃん。いま、後ろ」という、『メリーさんの電話』系に分類されるだろう。 スマートフォンのアプリやGPSナビを使う辺り、いまどきかと思う。 民間の伝統行事をベースにしているが、携帯電話が普及していなかった時はどうなっ...
夏ということで、ホラー作品を読んでいました。 この作品は「私、リカちゃん。いま、後ろ」という、『メリーさんの電話』系に分類されるだろう。 スマートフォンのアプリやGPSナビを使う辺り、いまどきかと思う。 民間の伝統行事をベースにしているが、携帯電話が普及していなかった時はどうなっていたかと想像すると、やはり固定電話の時代の都市伝説を想起せざるを得ない。 顔をくり抜かれるという連続猟奇殺人と、次に狙われるターゲットの共通点など読者を引き込む要素はあり、登場させるキャラクターと職業も興味深い。 テレビ局と制作会社、報道とバラエティの線引きとバランスは、現実にも存在するのだろうと想像に難くない。 主人公は、この呪いの連鎖を断ち切ろうと文字通り奔走する。 クライマックス以降は、ホラー映画を踏襲しながらも独自のアプローチに挑戦している。 主役が代わる後日談風だが、実はそこにちゃんと存在している…。 昴%、縺ウ。ん◆でミ繧&?
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特に怖くはないけど、ストーリーは面白く一気に読んだ。 映画化したら、面白そう。 過剰な人物描写が多々ありそこは残念!
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初めましての作家さん。 最初の夜葬の説明がキモッ! 何で顔をくり貫く?何故そこに飯を盛る? どんぶりさんだから? しかもそれを親族で食べる? 食べるの?血の染み込んだ飯を? リアルに想像しちゃったじゃないか! (´ж`;)ウッ・・・ 電車の中で吐きそうでしたよ(;゚;艸;゚;) ...
初めましての作家さん。 最初の夜葬の説明がキモッ! 何で顔をくり貫く?何故そこに飯を盛る? どんぶりさんだから? しかもそれを親族で食べる? 食べるの?血の染み込んだ飯を? リアルに想像しちゃったじゃないか! (´ж`;)ウッ・・・ 電車の中で吐きそうでしたよ(;゚;艸;゚;) っていうか、意味不明な解説が結構ある。 呪怨ですか?貞子ですか?着信アリですか? これらは確かに怖かったけれど、本作は背景無さ過ぎ っていうか背景にもなっていないのでは・・・ これは無いわぁ~気持ち悪かったぁ~
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設定や情景描写、展開などはよかったのですが、過去にあった出来事やどんぶりさんは何故、携帯電話を媒介にしてナビで進むのか、など詳細が分からないため少し疑問が残りました。 話自体はB級ホラーのような展開で各キャラクターの視点で進むのでよかったです。
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スマホにメッセージが届けば、もう逃れられない。“どんぶりさん”があなたの顔をくりぬきにやってくる。脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。(e-honより)
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一気呵成に読み。プロットは、手垢にまみれた昔ながらの『見てはいけない』系のホラー。他の作品と一線を画しているのは、スマホ事情、特にLINEの隆盛を上手く取り入れた点に尽きる。実際たまに見かける文字化け、既読スルーなんて言葉まで出来たあの制度、道に迷うことがなくなったナビゲーション...
一気呵成に読み。プロットは、手垢にまみれた昔ながらの『見てはいけない』系のホラー。他の作品と一線を画しているのは、スマホ事情、特にLINEの隆盛を上手く取り入れた点に尽きる。実際たまに見かける文字化け、既読スルーなんて言葉まで出来たあの制度、道に迷うことがなくなったナビゲーションシステム。逆に言うと、それだけ。
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顔をくり抜かれたどんぶりさんに襲われて、顔をくり抜かれるとどんぶりさんになる。携帯の文字化けメッセージに既読がつき、ナビが起動し始める。番組制作会社の凸凹コンビの三緒と袋田が夜葬の真相に迫る。
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鈍振村に伝わる「夜葬」。 どんぶりさん、イメージ湧かないけど、実際イラストでも想像するの嫌だ…。 三緒と袋田のバタバタでどうも内容がうまく入ってこなかったけど、恐怖感はすごく伝わったので、星3つかな。
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シャベルで顔を…っていうのを想像するだけでちょっと怖かった。恋愛脳の私としては三緒ちゃんと袋田さんは助かるのでは……とも思ったけど、それはなくまた物語は続いてゆく…みたいな終わり方、ホラーとしては納得。 ただ、ストーリーが短編の続き物みたいな感じで読みづらかったかなー。怖かったけど。
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何年ぶりかのホラーです。 裏表紙の内容紹介を見て興味を湧き、久々に読んで見ようと思いました^^: こちらは重版されてて、夜葬って言うよりも『どんぶりさん』って言う方が通じやすいみたいです。 ある山間の寒村に伝わる風習で、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔い、そのくりぬいた顔の穴に白米を盛り親族で食べ分けるという風習。 そこから『どんぶりさん』って呼ばれた。 その村のことを書いた『最強スポットナビ』を絶対に見てはいけない。 見たら最後そのものからは逃げられない。 ((;゚Д゚)ガクガクブルブル 現代的にスマホを使ったメッセージなんだけど、これは別にスマホでなくてもってところが本中にもあります。 よくホラーって昔からその時代にそったハイテクが媒体になって、電話から 『・・・・・・』 とか テレビ画面から 『・・・・・・』とかありますよね! でもこれって 「あちら」 が実体のないものだから、その時代でもっとも伝えやすい媒体を選んでるだけで、実はなんでもいいのかもって思えてくる。 昔だと、電話もテレビもスマホもないから、水や木や墓や井戸だったのかもwww バーチャルって言うこちらでも実体のない世界が拡がってきたから、そのうち 「あちら」 との境もなくなるかもw さて、話しは逸れましたが、ある番組制作会社があちこちで起きてる顔無し殺人の番組をテーマにしたことから始まり、次々と犠牲者が始めは関わりたくないけど、しぶしぶ担当になった新人の「三緒」と バカだが体力自慢の「袋田」が真相にに迫って行き、なんとかこの連鎖を断ち切ろうとするが・・・ ホラー特有でハッピーエンドってことはないんだろうけど、個人的には犠牲になってほしい人(こんなこと言っちゃいけないんだけど)が一人残り、頑張った「三緒」さんが・・・ 展開が早くて吸い込まれるように読めました。
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