大魔法使いなんです…よね?(2) の商品レビュー
うわー、ショックだわ、まさか、この巻で終わっていたなんて 書店で見つけられず、注文して手に入れたもんだから、その事実を知った時は余計に凹んだ。もし、U-temo先生の最新作『愛があれば差なんて』がなければ、泣いていたかも知れんわ、人前で しかし、U-temo先生が自身の意志で幕を...
うわー、ショックだわ、まさか、この巻で終わっていたなんて 書店で見つけられず、注文して手に入れたもんだから、その事実を知った時は余計に凹んだ。もし、U-temo先生の最新作『愛があれば差なんて』がなければ、泣いていたかも知れんわ、人前で しかし、U-temo先生が自身の意志で幕を引いたのなら、一ファンとして文句を言える訳がない とは言え、「意外な終わり方だな」と思ったのは事実。いや、タイミングではなく、ラストが何気にしょっぱいものだったのは、軽く驚いた この作品らしいっちゃらしい、と納得できるオチではあるのだが、この二人はてっきり、このまま、ダラダラ、イチャイチャし続ける日常を送るのか、と勝手に思っていた 毎日が楽しい、それに越した事はない。けれど、その至福の日々は、前触れもなく終わってしまう可能性を孕んでいる事も忘れてはいけない、そんな気付きたくはないけど、目を背けてもいられない現実を教えてくれる作品だったな、と感想を書きながら感じる。もしかすると、U-temo先生自身が、ミユキと似たような体験をしたのかも けど、大魔法使いさんはミユキを少し侮りすぎだろう。魔法は本当にある、それを受け入れたミユキが、行動を起こさない訳がない。きっと、彼はあらゆる手段を講じて、大魔法使いさんを追いかけるだろう 恋のパワーに勝る大魔法はないのだから、確実に、大魔法使いさんは遠くない内にミユキに捕まっちゃうに違いない、と妄想が広がる 改めて、U-temo先生の地力の高さを、肌に感じられる四コマ漫画だった どれも秀逸な一本だが、個人的に好きなのは、「マイハートハードピンチ」だ。思いがけない時と場で、半ば告白に近いコトバを聞いちゃう、キュンと来ない方がおかしい。回で選ぶなら、大魔法使いさんが何故、大魔法使いになったか、その過去談たる最終回だろう この台詞を引用に選んだのは、先にも書いてしまったが、世の諸行無常らしさが滲んでいるからだ。例え、同じようなリズムの毎日でも、好きな人が自分の傍にいるだけで、かけがえのない特別な日となる。気の持ちよう、そう言ってしまうと少々、乱暴な気もするが、ちょっと考え方を変えるだけでも、生きる事は楽しくなっていく
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