ふわとろ の商品レビュー
「おいしい」をテーマに、個人経営のレストラン経営者のこだわりや映画評論、最後は「シズルワード索引」を盛り込んでいる。 日本語には実に多様なシズルワードが存在している。索引が作れる程たくさん出てくるが、どれも普段からよく目にする言葉だ。外来語から転じてほぼ日本語化したワードもある...
「おいしい」をテーマに、個人経営のレストラン経営者のこだわりや映画評論、最後は「シズルワード索引」を盛り込んでいる。 日本語には実に多様なシズルワードが存在している。索引が作れる程たくさん出てくるが、どれも普段からよく目にする言葉だ。外来語から転じてほぼ日本語化したワードもある。 島国だからこそ、こういった微妙な違いと感動を伝える言葉が発展してきたのか。他の国や地域でも同じようなことはあるのか、興味深いところだ。
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ふわとろ、あつあつ、もちもち、こってり、シャキシャキ…。シズルワードにまつわるあれこれ。大きく分けて4つ。第1章は「おいしい」を生み出す人たちのお話。第2章が私には一番面白くて、言語学的見地からシズルワードを見てみたり、シズル感のある写真を撮る写真家さんのお話があったり。第3章は...
ふわとろ、あつあつ、もちもち、こってり、シャキシャキ…。シズルワードにまつわるあれこれ。大きく分けて4つ。第1章は「おいしい」を生み出す人たちのお話。第2章が私には一番面白くて、言語学的見地からシズルワードを見てみたり、シズル感のある写真を撮る写真家さんのお話があったり。第3章は、美味しい食べ物が登場する映画や書籍などの紹介。第4章はシズルワード辞典のようになっている。 言語学的見地から見たシズルワードは本当に興味深かった。 あと、日本酒を飲んでその味わいをどう表現するかとか。 以前、ニンジンの独特の「くさみ」が嫌だと言ったら「くさい」という言い方はよくないと言われ、「香り」と言い直したことがあった。考えてみれば「くさい」というのは主観であって、ニンジンの独特の香りが好きじゃない私が「くさみ」と感じるだけなのだなと。そういう、言葉一つで伝わり方は全然違ってくるということを改めて感じました。日本語はほかの言語に比べて、「味」についての表現が豊かなんだそうです。それだけ「食」への興味が強いことの表れなんだとか。味の表現だけに限らずだけど、感覚を的確な言葉で表す感性を磨きたいなと思わされました。
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シズルワード。ジュワー、口当たりよい、味わい深い、しゅわしゅわ、コクうま、つるっと、パリパリ、歯ごたえある、ふっくら、プレミアム、芳醇な、もっちり、りっち。ふわとろ。
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