乳房の神話学 の商品レビュー
あとがきにも書いてあるように、「神話学」は直訳であってもこの本の実態を表していない。訳者の言うとおり「実例集」の方がいいだろう。 そんなわけで、この本によって乳房に関する体系的な知識を得られるとは思わないほうがいい。逆に様々な表現ならば、引用された数多の詩から学ぶことができるだ...
あとがきにも書いてあるように、「神話学」は直訳であってもこの本の実態を表していない。訳者の言うとおり「実例集」の方がいいだろう。 そんなわけで、この本によって乳房に関する体系的な知識を得られるとは思わないほうがいい。逆に様々な表現ならば、引用された数多の詩から学ぶことができるだろう。 この本ではフランスでの扱いがメインとなるが、特に興味深いネタとしては「1900年の夏、豊満派と耽美派の戦いで豊満派が勝利する」「15世紀から18世紀のフランスでは乳首までも露わにするファッションが流行」「夏のバカンスで肌を焼くようになったのは、黒人のダンサーが人気になったのがきっかけ」が挙げられる。 とりあえず、どのような乳房がいいかというのは文化によって異なるが、乳房の人気は変わらないということがわかった。
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