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社会民主主義は生き残れるか の商品レビュー

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2018/07/13

みなさん、社会民主主義を聞いたことがありますか?社会民主主義はその言葉通り、社会主義×民主主義です。政治体制は民主主義を基盤としつつ、政策において社会主義の掲げる理念を取り入れていくという理論です。例えば、イギリスの労働党、ドイツのSPD(社会民主党)、日本の社会党/社民党が、掲...

みなさん、社会民主主義を聞いたことがありますか?社会民主主義はその言葉通り、社会主義×民主主義です。政治体制は民主主義を基盤としつつ、政策において社会主義の掲げる理念を取り入れていくという理論です。例えば、イギリスの労働党、ドイツのSPD(社会民主党)、日本の社会党/社民党が、掲げている理念です。この3党は、各国で勢力を持っていましたが、急速に力を失ったという共通点があります。そこで、なぜ、社会民主主義を掲げる政党が力を失ったのか?政党組織に着目して、問いに答えようとしているのが本書です。 本書の執筆者である近藤先生は、筑波大学の教授でいらっしゃいます。イギリス政治を専門にされており、近年では2017年に『分解するイギリス』(筑摩書房)も出版されています。本書では、近藤先生が研究にご関心をもつきっかけとなった、日本社会党の衰退に対し、長年の研究の蓄積をまとめた1冊になっています。55年体制において自民党と長い間競っていた社会党がなぜ、現在では小政党となってしまったのか、一方で労働党やSPDはどのように危機を乗り越えたのか、それぞれを比較しながら読むと見えてくる研究の面白さをぜひ味わってみてはいかがでしょうか? (ラーニング・アドバイザー/国際(政策) SASAKI) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1717116

Posted byブクログ