ギュレギュレ! の商品レビュー
中学年〜向け。 ですが、大人が読んでも面白いです。 ある日突然訪ねてきたトルコ人の不思議な行商人から、魔法のじゅうたんを買ったことで、主人公の日常がじわじわ変わっていきます。その様子が平和でのほほんとしておかしいのですが、ちゃんと主人公の内面にも変化が起きて、最後はなるほどという...
中学年〜向け。 ですが、大人が読んでも面白いです。 ある日突然訪ねてきたトルコ人の不思議な行商人から、魔法のじゅうたんを買ったことで、主人公の日常がじわじわ変わっていきます。その様子が平和でのほほんとしておかしいのですが、ちゃんと主人公の内面にも変化が起きて、最後はなるほどという展開が待っています。 続編があるように見えなかったのですが『空で出会ったふしぎな人たち』がそれに該当するようなので、読んでみようと思います。
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トルコの文化やトルコ人の気質に触れるきっかけになる楽しい本。登場するキャラクターの名前がトルコ語なので、挨拶を含めトルコ語にもちょっと親しむことができます。
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- ネタバレ
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ある朝のことでした。「ごめんください!」とマンションのドアに体当たりするかのような音が聞こえました。・・・これが不思議のはじまりだったのです。 トルコ帽子に鼻の下にヒゲを生やした男。浅黒い顔で、年は30歳くらいにも見えたし50歳くらいにも見える。白いシャツに赤いベスト。ズボンはダブダブで黒い靴はとがった先が上を向いている。そして、トルコ語まじりに話す。 「ギュナイドゥン!」(トルコ語でおはよう) いかにも怪しい、このセールスマンが売るのはちょっとかわった商品だ。 空飛ぶ絨毯・・・ではなく、玄関マット。それを入れてきた見えない(見えなくする)入れ物。合わせて5万円。 さてさて、かわったトルコ人の商品はどれも不思議なものばかり。
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「ごめんください!」ある朝マンションのドアの前にふしぎな男が立っていました。白いシャツに赤いベスト、だぶだぶの白いズボンをはいて、トルコ帽をかぶり、鼻の下にひげをはやしています。 男は言いました。「ギュナイドゥン!」 ※ギュナイドゥンというのは、トルコ語で、おはようという意味。 ...
「ごめんください!」ある朝マンションのドアの前にふしぎな男が立っていました。白いシャツに赤いベスト、だぶだぶの白いズボンをはいて、トルコ帽をかぶり、鼻の下にひげをはやしています。 男は言いました。「ギュナイドゥン!」 ※ギュナイドゥンというのは、トルコ語で、おはようという意味。 じゅうたんを売ろうとする男に、「まにあってます。」と「わたし」は断ろうとしますが… 「あなた、それ、駅前の百円ショップで買ったんでしょう。だめですよ。玄関マットは、おうちにきたお客様が最初に見るものですよ。それを百円で買うなんて…!」 なんだかんだで売りつけられた玄関マットは、しかし空飛ぶふしぎな玄関マットだったのです。 たびたびやってきては、ふしぎな品物を売っていく、謎のトルコ人とのやりとりも楽しい一冊。 さて、題名になっている「ギュレギュレ!」はトルコ語ですが、一体どういう意味でしょうか?
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