ヨルとネル の商品レビュー
あとがきの形式からの解放というところで、全く逆ベクトルの『これは学園ラブコメです。』を思い出したり。読みたびのことだが施川ユウキは本当に凄すぎる。
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家具屋に行ったカップルか!ってツッコミ好き。 小さくなった時の不便なこと楽しいことよく思いつくなあ。磁石の話とかびっくりしたので、作者は小さくなったことがあるのではなかろうか。
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不自由だけど自由な小人のふたり旅。 小人の視点から見る人間世界は毎日が冒険だ。 人目を避け、全て巨大サイズとなった物どもを乗り越え、食料をチョロまかし…。 しかし、楽しげに見える生活は常に終わりの予感を漂わせる。 追跡者の存在、変異体である不安、二人っきりの孤独。 海へ行くことはできたのだろうか? 短い生であっても悲劇であるとは限らない。
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こんなラストなんて、途中のふざけて、笑ってのところは楽しかったけど、なんとも言えない終わりでした。バーナード嬢からこの話だとちょっとキツイな・・・。
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おなじみ楽しい作者流漫才と発見は、ここでは「日常のひとかけら」として暗い予感の中に埋まり、笑い事ではなくなってしまう。読んだ後も後を引く、見事に苦しい読書体験だった。
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理屈をこねるヨルも、気弱なネルも健気で、笑いながらジーンとくる。この感じは施川ユウキならでは。 それにしてもヨルが神林さんに見えてしかたがない。
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バーナード嬢曰く。で著者自らが宣伝してたので気になって。ド嬢の町田と神林みたいな「特別な関係」を描いたものだと言うので。 設定がかなりシリアスなので、ほのぼのだったり、笑うべきだろうところでもなごむことができず、ああ、どうなるのかな、バッドエンドだったら嫌だなあ、とそればかりが...
バーナード嬢曰く。で著者自らが宣伝してたので気になって。ド嬢の町田と神林みたいな「特別な関係」を描いたものだと言うので。 設定がかなりシリアスなので、ほのぼのだったり、笑うべきだろうところでもなごむことができず、ああ、どうなるのかな、バッドエンドだったら嫌だなあ、とそればかりが気になってしまった…。 実際どういった終わりだったかは触れないでおきますが、良い漫画でした。
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ほのぼの小人もの、と思いきや、 糸ようじで鯉をノコギリのように!? といったブラックも織り交ぜつつ、と思いきや、 なんと人間に捕まってしまい、さらには……。 「オンノジ」に続き、ドライで居心地のよいギャグの裏には極めてウェットな感情が潜んでいた。 「キャラクターが役割から解放される」といった高度な創作思想を経ているからこそ、本作のキャラクターは作者の想像を離れて読者の心の中に住まう。
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研究所から逃げ出した2人の小人・ヨルとネル。迫り来る追手という不穏がありつつも、小人の目を通して描かれる普段我々が目にしている物事への意外な着眼点と、ヨルとネルの絆にほっこりしたり胸を締め付けられながら、2人とともに海へと歩を進める……快作です。
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