起業を考えたら必ず読む本 の商品レビュー
ビジネス書で内容が真面目なのは珍しい。 資金調達やいくつもの事業が失敗した時の心境や苦悩が赤裸々に語られつつ、”ネットやSNSを駆使して〇〇しよう”のようなフワフワな手法ではなく、”青色申告は〜〜”や”某有名店は△△だから他よりも売れている”などの経営者としての深い考えが盛り込...
ビジネス書で内容が真面目なのは珍しい。 資金調達やいくつもの事業が失敗した時の心境や苦悩が赤裸々に語られつつ、”ネットやSNSを駆使して〇〇しよう”のようなフワフワな手法ではなく、”青色申告は〜〜”や”某有名店は△△だから他よりも売れている”などの経営者としての深い考えが盛り込まれている。 特に 「好きなことと売れるかは全く関係ない」 「パートナー選び、アルバイトや社員の採用は慎重に」 の部分は驚いた。 物事を長く続けるなら熱中できるものにすべきかと思いきや、著者が今の事業を手がけるなんて起業当初は想像もつかなかったそう。 また、 ・いい顔して近づいたと思ったら金やノウハウだけ奪ってとんずらする ・儲かる事業を持ちかけたと思いきや詐欺師だった など、経営者ってだけでこういう連中が寄ってくるなんて、毎日が不安じゃん!、と思った。 ネットやSNSで個人が活躍できるこの時代はスキルさえあればと思っていた。 しかし、 ・顧客や提携企業との信用 ・ニーズを絶やさないための施策 ・詐欺師や大企業のカモにされないための心構え など、経営者としてがやるべきことを知って、キラキラしたイメージとは程遠い、シビアな世界だと認識できた。 莫大なお金で事業を立ち上げるのだから失敗は許されないし、立場の弱い経営者を狙った悪い人らから会社を守り、なおかつ売上のために奮闘し続けないといけない、経営者として生きるってまさに生き地獄だなと。 それを楽しめる経営者ってバケモンだなと思う。
Posted by
綺麗事ばっかりを書いていなくて、直前に読んだ本と真逆。でも、起業ってやっぱり苦労するものなんだろうなと感じられてよかった。
Posted by
シンプルで面白い。 実際の起業家が書いた本で非常に説得力がある。 とにかく資金繰り対策の徹底 夢を売るのでは無く、まずは経験のある分野やサービスを売る 税務は税理士に など、参考になることが多かった。
Posted by
・大企業に勝つには、高品質高価格で売れるものを作る ・価格が高ければ、難癖をつける変な客を減らすことができる ・高品質のものを手に入れた人は他の人に勧めたくなる
Posted by
20181108 よくある起業を煽るタイプの本とはタイプ全く違う、リアルな起業家の経験談。 とにかく説得力が凄い。 土日を楽しみに仕事してるじぶんには24時間365日.仕事の事を考えるのは無理っぽい。 そう思えるビジネシに出会えていない。
Posted by
起業および会社経営のリアルが分かる。失敗や後悔の体験を赤裸々に書いてくれているので、なるほどと思える。 全部アドバイス通りにやれたらいいが、それよりはここに書いてあることを受け入れて、なお突き進む決意をするか否かだと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
起業をして創業25年の社長が書いた本。 持ってるお金でできる仕事をして、それからやりたいことをやる。 やりたいことがお金を稼げるとは限らない。 普通のものを工夫をして売る。差別化が必要。 飲食店の倒産確率は3年で5割。 マッチンクビジネスは、売り手と買い手両方同時に集めないといけないので難しい。 自分で全部やれるビジネスを始めろ。 フリーミアムから10円払う人には、越えられない壁がある。 起業前に本をたくさん読め。 信用金庫で一年前に個人口座を作って、公共料金の引き落としとかをして、パイプを作っておく。 簿記と試算表の知識は必要。 ホームページを作る。 もらえそうな補助金・助成金を調べる。 判子はチタンで作る。高いけど、欠けない! 資本金は999万円までにしよう。消費税課税。 青色申告の承認申請書を出すと、赤字を翌年に繰り越せる。 決算や税務申告は税理士に頼む。 三種類の名刺を作る。社長だと、お客様も微妙な反応。社長、課長、主任。社長の名刺はあんま使いどころがない。 登記の住所は、あとから変えるのはめんどくさい。 東京はよい。 大手企業は話を聞かせてと言いながら、技術やノウハウを、簡単にパクるので、核心の資料は、契約書を結んでから。 貝掛は、20日締め、翌月末払いがおすすめ。 最初からベストは無理なので、見切り発車させる。状況は変化するから。 イメージする。事細かにこの作業はどこに依頼するとか。 仕入れ先は複数持つ。仕入れ先が低レベルの場合もあるし、倒産してしまう場合もある。 乗っ取りコンサルタントというのがあるので注意。 起業家を狙った詐欺も多い。 友達や同僚と起業しない。友達は一生もの。 笑顔とお辞儀!
Posted by
実体験をもとに分かりやすく書かれている。 経営者は常に会社の事を考え、誰よりも長く働く事の重要性が何度も繰り返されている。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
メモ。 本当はどこかの誰かが販売し、売れずに撤退しているかもしれないということを考えておく。 普通に売られているものでも、どのように差別化するかが、ビジネスの成功の分かれ目。 差別化の方法としては、日々改善点を見つけられるような行動を取っているかどうか。 ビジネスを始める前に、お客様か、商品を用意すること。どちらもないまま始めることを妄想という。 資金が潤沢ではない場合、一人でできるビジネスかどうか。 TSUTAYA(ビデオレンタル6割)が儲かる理由は?ヒントは金融商品。 資本金1,000万円を超えると、消費税の課税対象。 高品質高価格か、同品質低価格の戦略しかない。 ターゲットを明確にした金額設定を行う。ベンツが100万円だと何かあるのではないかと疑ってしまうのと同じ。 起業したてのころは、まともな人が来ない。少人数精鋭で運営するほうが望ましい。 1年半は認知されないと考えるべき。
Posted by
超シビア。でも起業するってこういうことなんだと思った。とにかく、売る。売らなきゃ始まらないのが起業だよね。当たり前だが。 この著者の方はいろんな失敗しながらここまでやってきたんだなーと心にずしっとくる本。
Posted by