知的公共圏の復権の試み の商品レビュー
繰り返しになるが、「金」は自分では動かない。「人」が「金」を動かすのである。そして、経済学とは、「金」そのものについての学問なのではなく、「金」を動かすような複数の「人」と、そのような複数の「人」が行うことの結果とその意味や意義について考える学問なのである。したがって、読者には、...
繰り返しになるが、「金」は自分では動かない。「人」が「金」を動かすのである。そして、経済学とは、「金」そのものについての学問なのではなく、「金」を動かすような複数の「人」と、そのような複数の「人」が行うことの結果とその意味や意義について考える学問なのである。したがって、読者には、この章を読み進めるにあたって、くれぐれも「金」のイメージを思い浮かべないように強くお願いしたい。読者にそのイメージを思い浮かべていただきたいのは、複数の「人」、複数の「私」である。 第8章 公共性とは何だろうか(寺尾建)
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