ジェリーフィッシュは凍らない の商品レビュー

市川憂人(著者)

2024/09/23

10点満点
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

現代版そしてだれもいなくないった
面白かった。次作も期待

2024/09/01

次から次へと事実が浮かび上がってくるスピード感と
全く解決されない矛盾点が、早く種明かしをして欲しい！と思わせてくれました。

なんとなく、部屋割り気になってたんだよなぁ…

2024/08/18

小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉の航行試験に臨む6人。その航行中に1人の死体が見つかる。さらに、飛行船が暴走し、雪山に不時着。そして、また1人犠牲者が・・・
といったあらすじ。

その後、外部から人が入ることができない状況の飛行船から6人の他殺体が見つかります。
6人しかいないのに、6人の他殺体。外部から人も入ることができない状況。どんな真相がこの物語にあるのか、ミステリー心をくすぐられ、あっという間に読破してしまいました。

「屍人壮の殺人」も面白かったし、鮎川哲也賞を受賞する作品は、どれも納得の一冊ですね。
他の受賞作も読みたくなりました。

2024/08/07

二十一世紀の『そして誰もいなくなった』と言われた作品。登場人物が外国人名で覚えにくいかと思ったけど、人数が少なめでなんとか楽しく読めた。終わり方も奇抜で、シリーズの続きが気になる。

2024/08/07

私は科学に疎いタイプだが、こんなトリックもあるけど科学的にダメだよねとさりげなく散りばめられていてとても助かった

けどそのさり気ない散らばりに全てが潜んでいる……

そうきたかと読み終わったあとに唸ってしまった。巧妙に作者の思う考え方をしていた気がする。ほくそ笑む作者が思い浮かんだ

2024/05/05

警察と犯人と犯人を殺した犯人の三つの視点で描かれていた。物語に入り込むのが、少し、難しかったけれど、そこが、ミステリー！最後は全てが、一つの糸になったようだった。そういうことか＿全てがわかったその時は、すんごく爽快でした！重要なところには、点が打ってあって、良かったわー、私は見逃しやすい人ですかんね。

2024/03/03

1983年のU国では、特殊技術で作られた小型飛行船「ジェリーフィッシュ」が脚光を浴びていた。
開発チームの6人が新型ジェリーフィッシュの最終飛行試験として3日間の任務を遂行中、開発部長の遺体が発見され次々と事件が起こっていく。
一方警察には、墜落したジェリーフィッシュと6人の遺体が見つかったとの連絡が入り、マリアと九条漣のコンビが捜査を始める。

舞台や登場人物に日本の要素は少なく、海外ミステリーを読んでいるかのような感覚だった。
事件パート、捜査パート、犯人パートが入れ替わりで進んで先が気になり、飛行船の仕組み等難しい話もあったがスムーズに読み進められた。
次々事件が起こり探偵役がそれを止めるべく解決するという形式ではなく、事件パートは時間軸に沿って事件が進み、捜査パートはすでに遂げられた事件の真相を追うという構成で、あまり読んだことがないタイプで新鮮さを感じた。
読者にはどちらの情報も少しずつ増えるため、犯人や真相は途中で見当がついてしまうのでは？とも思ったけど、しっかり驚かされる展開だった。
刑事コンビのやり取りもどこかコミカルで良かったので、他のシリーズ作品も読みたいと思う。

2024/02/28

いやー面白かった！架空の飛行船内で次々起きる連続殺人が緊張感やスリルがあって良かった。犯人が分かっても1点辻褄が合わない理由が最後で分かってスッキリ！本当にジェリーフィッシュ(海月)は凍らないんだねー。ただマリア&レンのコンビがそんなに魅力的じゃないのが残念。。特にマリアのマンガっぽいセリフが古臭さを感じる。設定が架空とはいえ80年代だからかな？？

2024/02/12

今の時代にはないから、パラレルな世界の話。
飛行船に似た最新機種のテスト運航のなかで、もろもろ起きる事件！←詳細は本編をお読みください。
分かるー。終盤に、え？とさせられるけど、
なんてゆーか、もっと強いモノが欲しかったー

2024/01/21

SFっぽい小説なんで、全て細かく解説する必要は無いと思ったから、エピローグ（タネ明かしパート）は長い！ 読むのが疲れた⤵
その上で大疑問点
✪そもそもレベッカは何でそんな大天才だったの？
✪真犯人がそこまで復讐しようとする動機が弱いんでは？
…ココの説得力こそ足りない。

…で、“ステルス” ってキーワードが出てきた時点で何となく想像したけど…肝心の海月トリックは、古い漫画だが『紫電改のタカ』のモスキトンの話か、それのオマージュ(?) の『沈黙の艦隊』の2隻のシーウルフ級の話にヒントを得たのかと思った！？（笑）