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父へ母へ。100万回の「ありがとう」 の商品レビュー

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2017/10/28

今のように少子化なんて考えられない子だくさんの家族。 そして、給料が、銀行振り込みでない時代の父親の存在感。 テレビも1台を 家族みんなが、同じ番組を見つめ合う時間帯。 そんな時代に、親からの有難みを、58名の著名人が、描いているのだが、、、今幸せに、生きていることに、言えなか...

今のように少子化なんて考えられない子だくさんの家族。 そして、給料が、銀行振り込みでない時代の父親の存在感。 テレビも1台を 家族みんなが、同じ番組を見つめ合う時間帯。 そんな時代に、親からの有難みを、58名の著名人が、描いているのだが、、、今幸せに、生きていることに、言えなかった親への感謝の言葉と、忘れられない思い出でが、心打つ。 愛されて生まれたと、感じられるのも、幸せへ生きる前身の一歩への歩みになる。

Posted byブクログ

2017/06/18

こういう、いかにもなタイトルの本は、基本的に読まないので、図書館から予約の本が用意できましたとメールが来たときには、なぜこんな本を予約したのか?別人の予約が間違って私のところに入ってしまったのでは?と混乱したのだが、どうやら豊崎由美が書いた文章を読みたくて予約したらしいことがわか...

こういう、いかにもなタイトルの本は、基本的に読まないので、図書館から予約の本が用意できましたとメールが来たときには、なぜこんな本を予約したのか?別人の予約が間違って私のところに入ってしまったのでは?と混乱したのだが、どうやら豊崎由美が書いた文章を読みたくて予約したらしいことがわかった。 父母とうまくいき、愛し愛された実感がある人が、父母に愛と感謝を伝えるみたいな文章は、その実感がない人には、宇宙飛行士から「宇宙はこうでした」という話を聞かされるようなもので、へぇーと感心し、さぞや、と想像することはできても、心の底から共感はできないものだし、宇宙の話と違って聞いてるうちに自分のすさんだ心を再確認してしまい、うんざりしてしまうのだが、この本はタイトルのイメージよりは、ストレートでない思いも表現されていて、意外に悪くなかった。 里中満智子の母の日本人離れした愛情表現の話を読むと、あの漫画の愛憎渦巻くドラマ性はここに由来するのかと思うし、死んでしまった父母は絶対的な心のよりどころで、自分が死ぬときも父母のところに行くのだと思えば怖くないという太田和彦の文章には、そんな風に思える人は幸せだと羨ましくなり。 しかし、心に残ったのは、手をつなごうとするとするりと指を抜いてしまう母を描いた串田妙子や、母に捨てられる夢を見た山根基世の文章。やはり、同じような思いをした人の話は心に迫る。 目的の豊崎由美は、ちょっとオチのついた笑える話になっていて、悪くはないけど、もう少し深いものを期待していたので…。 本をあまり読まない40代以上の人には喜ばれる本。

Posted byブクログ