あるものを生かしきる 毎日を楽しむ捨てない暮らし の商品レビュー
私にはセンスがないのでなかなか筆者のようにはいかないだろうけど、その考え方やアイデアを私なりに人生に反映させていきたいと思わされました。近年の断捨離ブームへの違和感を言葉にしてくれた本です。
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古いものを捨てずに利用する、つつましい生活というのは魅力的に思えた。一方で、利便性があるからこそ、道具や仕組みも変わっていくので、古いものに固執するのは少々違うのではないかとも思った。なかなかむつかしい。
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群言堂や、他郷阿部家など、そのセンスと言ったらもう...。2度、石見銀山にも行きました。私はながらく遠くから眺めているファンなのですが、生み出すものの元となる、松場登美さんの暮らしのエッセンスが詰まった本です。古いものたちが息吹をふきかえすような、そういうことが出来るお方、なんだ...
群言堂や、他郷阿部家など、そのセンスと言ったらもう...。2度、石見銀山にも行きました。私はながらく遠くから眺めているファンなのですが、生み出すものの元となる、松場登美さんの暮らしのエッセンスが詰まった本です。古いものたちが息吹をふきかえすような、そういうことが出来るお方、なんだか考えてみると魔法使いのようですね。
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1949年生まれ、松場登美さん「あるものを生きしきる 毎日を楽しむ捨てない暮らし」、2016.10発行。島根県大田市大森町(石見銀山)に住んで35年、昼は群言堂で衣料ブランドのデザイナー、夜は阿部家(江戸時代の武家屋敷を修復)での宿兼住居で暮らしてるそうです。断捨離と逆のようでは...
1949年生まれ、松場登美さん「あるものを生きしきる 毎日を楽しむ捨てない暮らし」、2016.10発行。島根県大田市大森町(石見銀山)に住んで35年、昼は群言堂で衣料ブランドのデザイナー、夜は阿部家(江戸時代の武家屋敷を修復)での宿兼住居で暮らしてるそうです。断捨離と逆のようではありますが、私は、あるものを生かしきるということは、断捨離の精神と同じだと思います!美しい自然に囲まれ、歴史ある大きな屋敷で、自分の好きなことをして暮らす・・・、都会では難しくなった贅沢な暮らしのひとつの形態と思います。
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群言堂というアパレルブランドのデザイナーである著者。 そんな著者の価値観には、共感するところが多い。 タイトルにあるようにものを「捨てない」で、新たな役目を見つけ再利用するセンスは、素晴らしい。 本来の使い道よりも素敵だったりする。 なかなか真似のできることではないけれど、著者の...
群言堂というアパレルブランドのデザイナーである著者。 そんな著者の価値観には、共感するところが多い。 タイトルにあるようにものを「捨てない」で、新たな役目を見つけ再利用するセンスは、素晴らしい。 本来の使い道よりも素敵だったりする。 なかなか真似のできることではないけれど、著者のように、普段からどのように再利用したらいいのか考えていれば、少しはいいアイデアが浮かぶかもしれない。 著者が中国の古書で出合った言葉が印象的だった。 「草根木皮、これ小薬なり。鍼灸、これ中薬なり。飲食衣服、これ大薬なり。身を修め心を治める、これ薬源なり」(p97) 飲食だけでなく、衣服も大薬であるという。 以前、どこかのデザイナーが言っていた「デザインとは、生活に必要なもの」という言葉を思い出した。 デザインには、人の心を元気にする力がある。 それと同じで、洋服も寒さから身を守るだけでなく、お気に入りのものを着れば気分が上がるものである。 ものを捨てずに、おしゃれも楽しんで、気持ちが豊かになるような生活をしていきたいと思う。
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