翠玉姫演義(一) の商品レビュー

柊平ハルモ(著者),雨壱絵穹

2021/10/04

女だてらに商売の得意な豪商の訳あり娘が同じ豪商の老人に嫁ぐ途中、海賊に襲われ...というところから始まる仮想中華風ファンタジーキャラ文芸。

知的で利発的というのはこの手の女主人公には必須条件というモノ。今作の主人公香月はその点、実にキャラの立った主人公だと思う。
ただ、海賊の頭目、烈英よ、君はどうにも影が薄いな。腹心の英国人(多分)アンドリューの方がよほどキャラが立っているというか、もうヒロインの相棒みたいじゃん。お約束として最後に活躍があったものの、もうちょっと香月以外の活躍も見たかった所。
ただ世界観設定はすごく好き。
王朝の腐敗は王道だよね。

2019/07/09

話がいいように進みすぎてないか？あと、算盤弾くシーンとかあった？商いの才があるのをわからせるための表紙の算盤かな？（それとも単に読み落としたか？）結局極南公は香月がなったってこと？？

2017/09/12

今回初めてファンタジーな時代小説を読みました。
初めてということもあってか、登場人物の名前や言葉が難しかったです。
話の内容は、色々驚かせられたところが多く楽しく読めました。特に、翠玉姫の頭の回転の速さと洞察力には引き込まれてしまいました。