心理療法の交差点(2) の商品レビュー
いろいろな心理カウンセリング療法の専門家が、一つのケースを診た場合、どういった異なるアプローチ、解法があるのかを検証する本。 スキーマ療法のスキーマ一覧が面白く手に取った。 結論から言うと、先生それぞれのキャラクター(学究肌、姉御肌、温厚派、etc)に左右される面が大きいのか...
いろいろな心理カウンセリング療法の専門家が、一つのケースを診た場合、どういった異なるアプローチ、解法があるのかを検証する本。 スキーマ療法のスキーマ一覧が面白く手に取った。 結論から言うと、先生それぞれのキャラクター(学究肌、姉御肌、温厚派、etc)に左右される面が大きいのかな?と思ってしまう。 編者による論評がまた、…ナントカ先生のアプローチはナントカのソナタを聴いているような…とかいった、音楽になぞらえる、ゲージュツ論議みたいな語りで、心理学ってなんなわけ〜?とケムに巻かれるような気持ちになった。 リストカットの女子高生や、勤務中に離脱体験してしまう男性、中年の危機のマダムなど、それぞれに真剣な悩みを抱える人たちに向かって、モルモットみたいに実験台にした挙句、業界の人間同士でxx先生はお上手ですなあ、oo先生はナントカですなあ、と身内で褒め合いしているみたいで嫌な読後感が残った。
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