愛をみつけたうさぎ 新装版 の商品レビュー
人間にまったく興味がなく感情もあまりなかった陶器のうさぎの人形が、人に巡り巡って感情を持ち、愛について知っていく まずは信じることから、、
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※このレビューにはネタバレを含みます
【求めるよりも、まずは与えるということ】 ある家に、女の子に愛された陶器のうさぎエドワードがいました。持ち主のアビリーンは食事や睡眠、どんなときもエドワードと一緒に過ごしました。しかしアビリーン一家が船旅に出た際に、エドワードは海に放たれ、アビリーンとはぐれることとなってしまいました。体を動かせず、話せない、そして目を閉じることもできない自分はどうやって死ぬのかと考えているうちに、エドワードは初めて感情をおぼえたのでした。 その後は、多くの人々との出会いと別れを繰り返しました。様々な生活を経験し、愛を知ったエドワードは別れの辛さも知ることとなりました。あるときは自分を愛し、自分が愛した人の死に対面し、エドワードは全身が痛むのでした。 物語終盤で人形店に並ぶことになったエドワードは、100歳の人形から生きる意味を学びます。「今度はだれが愛してくれるのか、だれを愛することになるのか、楽しみにしながら待つのよ」と。エドワードは再び心を開き始めるのでした。 すると、長い間手に取られなかったエドワードは、ある日女の子に気に入られます。その女の子の母親はアビリーンというのでした。 愛とは何かを読み進めるごとに考えさせられる一冊でした。主人公エドワードがうさぎだからこそできないことや感じることが読んでいてひしひしと伝わってきました。まずは自分が愛すること、当たり前のようで難しいと感じました。児童だけでなく大人にも読んで欲しい作品です。是非。 オススメ年齢 小学校中学年以上
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巡る巡って長い旅からのお帰りとなって安心しました。 読みながら部屋にある、ぬいぐるみをチラッと何度目にしたことか、幼少時に可愛がってた人形のことも思い出す事が出来た本になりました。
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