呉越春秋 湖底の城(七巻) の商品レビュー
主人公が范蠡に~伍子胥の依頼で黄金の盾を作って保管していた范家は盗賊の襲撃で壊滅したが,生き残った范蠡は父の従弟を頼って呉へ移住し,やがて越王允常に仕えるようになった。允常が逝去し、太子の勾践が父の後を継いだ。允常の訃報を聞いて喪中に服している越に対して、闔閭は出る杭を先んじて叩...
主人公が范蠡に~伍子胥の依頼で黄金の盾を作って保管していた范家は盗賊の襲撃で壊滅したが,生き残った范蠡は父の従弟を頼って呉へ移住し,やがて越王允常に仕えるようになった。允常が逝去し、太子の勾践が父の後を継いだ。允常の訃報を聞いて喪中に服している越に対して、闔閭は出る杭を先んじて叩いてしまおうと判断し、越に侵攻しようとしたが,胥?は孫子の兵法を学んで,戦いは敵方の領土で,と?李に呉軍を迎えた。の戦いを起こして攻め込んできた。越は決死隊を集めて敵の目の前まで行かせてそこで自ら首をはねさせると言う奇計で、呉軍が仰天している隙を付き,越の武将霊姑孚が振るった戈が,呉王闔閭の足に当たり,闔閭は陣没し、越は大勝した。范蠡は大夫となり勾践の側近となったが,かつての施家と成った婚約者が勾践の側室となり,西施と呼ばれているのに仰天する~「顰みに倣う」の西施ね。死者に鞭打った伍子胥は前巻で「もう良いやぁ」と成った感ですね。間もなく夫差に誅殺されるらしいので退場ですね。次は越の番で范蠡に大いに語っていただきましょう
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呉越の戦いを描く中国歴史小説第6巻。 本巻から主人公が越の范蠡になっていて、驚きつつも納得です。 とはいっても、長々と范蠡の生い立ちを語ることは無く、呉越の戦いが始まります。 戦いの状況もわかりやすく描かれていて、闔閭の最後なんかは桶狭間の戦いのようでした。 それにしても孫武がいかにすごい兵法家だったかということがよくわかる戦いでした。 なぜか、臥薪のシーンが出てこないのですが、史記に載っていないからでしょうか。 とはいえ、次巻も期待できますね。
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