古文書に見る江戸犯罪考 の商品レビュー
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・全部で14話という構成。マニアックな人の話というのはやはり面白い。鬼平や...
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・全部で14話という構成。マニアックな人の話というのはやはり面白い。鬼平や遠山の金さんが出てくるのもよいアクセントに。 【目次】
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アホな犯罪から大量殺人まで。江戸は決してパラダイスではない。 -------- 江戸とか犯罪とかの引き寄せワードがタイトルに溢れている。 タイトル通り、古文書から、江戸時代にどんなものがあったかを追っていく。 千人切通り魔事件。千人切といっても、現代に言われるアレじゃなくて、本...
アホな犯罪から大量殺人まで。江戸は決してパラダイスではない。 -------- 江戸とか犯罪とかの引き寄せワードがタイトルに溢れている。 タイトル通り、古文書から、江戸時代にどんなものがあったかを追っていく。 千人切通り魔事件。千人切といっても、現代に言われるアレじゃなくて、本当に斬り殺す方だ。 この下手人、実は結構早い段階で見つかって御用となる。だが、そこでなんと、「お願いですから千人切をお許し下さい」などと曰う。 なんと、この千人切は、願掛けだったのだ。愛宕神社で所願成就を祈願していたところ、お告げがあった、と。実際に切ったのは2〜30人ぐらい。とはいえ、コイツはなかなかすごい。 妻やモトカノが妄言を言っていると思いこんで斬り殺してしまうとか、妊娠させられた女房の相手を突き止めるのに猫を使ったとか、幼い娘を殺したことが父親に迷惑を掛けないための親孝行だったとされたとか、火をつけると人が集まってきて面白い、と火付けをしたりとか。 現代にもありそうな話と、なんじゃそりゃあという話がまざっている。江戸が近いのか遠いのかわからなくなる。 犯罪考、とタイトルに有るが、あんまり深く考えることなく、犯罪の紹介が次々に行われていく。江戸の犯罪にはお近づきになれるが、著者と近づけるイメージがわかない。せっかくの古き良き(よかねえか)犯罪というネタを、もっと自らの解釈を込めて膨らましていけば、さぞ愉快な読み物になろうものを。もっとも、冒頭に「できるだけわかりやすく紹介したい」とあるから、余計な話をいれたくなかったのだろうが…。なんか、くすぶったままになっちゃった。 それにしても、この古文書は誰がどういう目的で記録していたのだろうか。なかには公文書じゃないものなんかもあるんじゃないかな。どんなメモであっても後世には立派な証拠として扱われちゃうわけで…やっぱり文書は捨てるに限りますな。
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面白かった。 もう少したくさん読みたいくらい。 最後の死罪の章は絵入りで詳しく、 大変勉強になりました。 いろんな様式へのこだわりがまた面白い。
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