ご縁の糸 の商品レビュー
内容(「BOOK」データベースより) 不貞を疑われて妻の座を追われ、独り住むことになった日本橋の芽吹長屋で、おえんはふとしたことから男女の縁を取り持つことになる。嫁き遅れた一人娘と絵の道をあきらめた男、ひどく毛深い侍と若い娘、老いらくの恋。遠慮のない長屋のつきあいにもなじむ頃、...
内容(「BOOK」データベースより) 不貞を疑われて妻の座を追われ、独り住むことになった日本橋の芽吹長屋で、おえんはふとしたことから男女の縁を取り持つことになる。嫁き遅れた一人娘と絵の道をあきらめた男、ひどく毛深い侍と若い娘、老いらくの恋。遠慮のない長屋のつきあいにもなじむ頃、おえんの耳に息子の心配な噂が入ってくる…。人びとの悲しみと幸せを描く時代小説。 令和6年1月2日~4日
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アマゾンでの「おすすめ」で表示された本。 私の好みのど真ん中! 理不尽に三行半を突きつけられて大店の奥さんが、長屋に住むことに。 初めは井戸端の噂話に傷ついたりしたのだが、徐々に人となりが理解され暮らしぶりも落ち着く。 ひょんなことで、結婚のお世話をしたことから、縁を結ぶことが...
アマゾンでの「おすすめ」で表示された本。 私の好みのど真ん中! 理不尽に三行半を突きつけられて大店の奥さんが、長屋に住むことに。 初めは井戸端の噂話に傷ついたりしたのだが、徐々に人となりが理解され暮らしぶりも落ち着く。 ひょんなことで、結婚のお世話をしたことから、縁を結ぶことが仕事に。 人と人との結びつきを主軸にしたお話。2016年発行。
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夫と姑から、不貞を疑われ、責められ、一方的に、離縁状を叩きつけられた、おえん。実家「丸屋」で、かつて、番頭を務めていた丈右衛門の、世話で、芽吹長屋に、身を落ち着かせる。 ひょんな事で、長屋の住人の、縁を取り持った事が、きっかけで、男女の縁を取り持つ事を、生業とする。 元番頭は...
夫と姑から、不貞を疑われ、責められ、一方的に、離縁状を叩きつけられた、おえん。実家「丸屋」で、かつて、番頭を務めていた丈右衛門の、世話で、芽吹長屋に、身を落ち着かせる。 ひょんな事で、長屋の住人の、縁を取り持った事が、きっかけで、男女の縁を取り持つ事を、生業とする。 元番頭は、大反対。早く、不貞の、濡れ衣を晴らし、婚家に帰るように、口を酸っぱくして言う。 引っ越したとうざは、距離を置いていた長屋の住人も、おえんの人柄がわかるようになって、心を通わせるようになる。 なかなか、縁が纏まらない娘と、歌川派の絵描きの縁談。 長屋の住人で、何度も、仕事をかわる夫と、その夫に、愛想を尽かした妻との、仲裁。 鬘の道場師範と、足袋屋の娘との縁談。 隠居の老人と、隠居の老女との縁談。 色んな、男女の縁を取り持つ六話からなる人情話。 数ヶ月経ったある日、兄に、夫から借金を持ちかけられていると、聞く。 それを、正す為に、夫と会った時に、「戻って来て欲しい」と、言われる。 「身の潔白を、信じてくれるか?」と、問うが、信じるとは言ってくれない。 どうやら、姑が、腰痛で、寝込んで以来、体調が、今ひとつである事や、婚家に置いて来た、子供が心配である事やらで、戻って来て欲しい様子。 おえんも、本当は、断るつもりだったが、子供の事が気がかりで、戻る決心をするが、子供に、「犠牲になりたく無い」と、断られる。 ポワンポワンとした、内容は、作家の作風か、それとも、おえんさんの、気質か。 貸本屋の辰平との仲も、気がかり。
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嫁ぎ先の夫に不貞を疑われ、離縁されてしまったおえん。実家に戻ることも許されず、先代からの忠義者・丈右衛門のはからいで、初めての長屋暮らしを始めたところ、ひょんなことから同じ長屋に住まう娘と、商家の跡取り息子との縁談を取り持つことに。 内職仕事のかたわら、縁結びを請け負う“結び屋”...
嫁ぎ先の夫に不貞を疑われ、離縁されてしまったおえん。実家に戻ることも許されず、先代からの忠義者・丈右衛門のはからいで、初めての長屋暮らしを始めたところ、ひょんなことから同じ長屋に住まう娘と、商家の跡取り息子との縁談を取り持つことに。 内職仕事のかたわら、縁結びを請け負う“結び屋”の看板をかかげて暮らしを立てていこうとするおえんのもとには、縁談話の他にも、別れた夫や息子の噂話も伝わってきて… 志川節子さん、初読。 さらっと読めたけれど、何か物足りなく感じたのは、おえんの人となりがピンとこなかったからか。 男女の間を取り持つとは、そりゃあもう大変なことなのに、お嬢様育ちのおえんにさほど縁結びの才があるとは思えず。 離縁された女が縁結び?ということではなく、もっと様々な人生経験を積んだり見聞きしたりしていただとか、人の気持に特別に敏感な人だとかでないと、無理があるような。
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志川節子の市井人情モノ。 ビターさが甘みを引き立てるように、主人公の境遇が人情味を引き立てる類の話は、匙加減がむつかしいと思うのだが、本作収録の作品はその加減が絶妙。エエバランス感覚してるわ。 宇江佐真理が書いていてもおかしくない、王道と言えば王道の市井人情モノ。ワンパターンではなく、基本を踏襲しているので安心して読めるのだ。 心情を比喩する情景描写も上手いし、セリフの小気味良さもあり、登場人物の個性もたっていて(主人公の前夫のイヤなヤツっぷりときたら)…さすが志川節子、小説巧者なのである。
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2018/7/20 旦那捨ててくれてよかったー はじめ旦那が仕込んだんかと思ったで。 ホントにただの間抜けな旦那だったとは。 フィクションに毒されすぎだw おえんはイマイチやけど周りの人たちが素敵。
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志川節子 著「芽吹長屋仕合わせ帖 ご縁の糸」、2016.10発行。この本は「結び屋おえん 糸を手繰れば」(2014.5)を改題、加筆修正、文庫化したものです。
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201610/面白かったけど、主人公のおえんのキャラがあんまり魅力的じゃなかった。周囲の登場人物達がいきいきと書かれてるのに、惜しい。おふさと量右衛門の話が切ない!
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