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達人伝(14) の商品レビュー

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2020/08/10

白起と盗跖の一騎打ち。廉頗の召還。趙括の抜擢。懐妊する朱姫。 終わりの始まりの14巻。 趙括の危うさに気づくには父親の光と、秦の影が強かったからなのか。どちらも個人の光彩を覆い隠してしまうほどの強さだったからか。 白起との一騎打ちで死亡した盗跖。彼の死は侠客たちだけでなく、士...

白起と盗跖の一騎打ち。廉頗の召還。趙括の抜擢。懐妊する朱姫。 終わりの始まりの14巻。 趙括の危うさに気づくには父親の光と、秦の影が強かったからなのか。どちらも個人の光彩を覆い隠してしまうほどの強さだったからか。 白起との一騎打ちで死亡した盗跖。彼の死は侠客たちだけでなく、士人であった孟梁にも大きく影を落とします。孟梁は、向こう見ずで意欲が空回りする管理職という立ち位置だったと感じてました。相容れない紳士と侠客を、わかりやすく風刺したような存在かな。その孟梁でさえ、盗跖の死には憤慨落胆してしまう。 盗跖の存在の大きさ。 孟梁は、この先どう進化するんだろう。 九代目・盗跖を継いだのは玄修。終わりの始まりの14巻において、希望が繋がれる出来事。賀震の言葉。人の炎は消し尽くせぬ!こうやって、炎は消えることなく燃え続けてゆくのです。 表紙は中国を孕んだ朱姫。 終わりの始まりは、次への始まり。

Posted byブクログ