アリス・ザ・ワンダーキラー の商品レビュー
初めての早坂吝作品。童話モチーフ大好き民なので完全に題名買いだったが、思ったよりも王道(?)ミステリーだった 。 なにしろ伏線回収が綺麗。確かにあそこもあそこも読み返してみるとヒントは沢山あった。 最後はやや陳腐だったものの、タイトル回収もお見事。良きものが読めました。
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読了、70点 *** 10歳の誕生日を迎えたアリスは、素敵なプレゼントを送るよという父親からの手紙を見て敷地内の小屋へ行くとお事が待ち構えていた。彼はアリスの好きな不思議の国での謎解きができるというVR装置を持っていた。彼の指示に従い不思議の国で謎解きを始めたアリスは…… 謎解...
読了、70点 *** 10歳の誕生日を迎えたアリスは、素敵なプレゼントを送るよという父親からの手紙を見て敷地内の小屋へ行くとお事が待ち構えていた。彼はアリスの好きな不思議の国での謎解きができるというVR装置を持っていた。彼の指示に従い不思議の国で謎解きを始めたアリスは…… 謎解きをモチーフにした連作短編集 *** 以前から尖った作品を書いている作家さんだと思いますが、意外や意外この作家の作品は初読了。 伏線が上手く張られていたというのが率直な感想。特に第一編と第五編は好みでした。 ただ場面情景が伝わりにくいのが惜しかった印象。
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アリスが好きなので読みました。トリックもしっかりしてたしおもしろかったけどアリスの話し方が終始「〜かよ。」って言ってて口悪かったのが気になった笑
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これは面白かった。10歳の誕生日にアリスがプレゼントされたのは「不思議の国のアリス」をモチーフにしたVRでする5つの謎解き。本家の設定を綺麗に生かして比較する楽しみも十分です。パズルミステリとうたっていますが、パズルだけじゃなくちゃんと本格な謎解きもあり、ずっと引っかかっていたこ...
これは面白かった。10歳の誕生日にアリスがプレゼントされたのは「不思議の国のアリス」をモチーフにしたVRでする5つの謎解き。本家の設定を綺麗に生かして比較する楽しみも十分です。パズルミステリとうたっていますが、パズルだけじゃなくちゃんと本格な謎解きもあり、ずっと引っかかっていたことがちゃんと伏線で後で驚かされたり、想像するような雰囲気のラストではなかったりと、最後まで気が抜けないものになっていたのもとても良かったです。らいちシリーズより断然好みです。
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ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしたミステリです。 舞台がバーチャル・リアリティの世界という特殊設定なので、アリスの世界観が無理なく再現されています。 謎の提示と解決も、作品世界を反映したものになっていて、そこに創意や工夫が感じられました。 ノリは軽めか...
ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしたミステリです。 舞台がバーチャル・リアリティの世界という特殊設定なので、アリスの世界観が無理なく再現されています。 謎の提示と解決も、作品世界を反映したものになっていて、そこに創意や工夫が感じられました。 ノリは軽めかもしれませんが、なかなか凝った作品で、続編があっても面白そうです。 『不思議の国のアリス』をモチーフにしたミステリはいくつかあるらしく、他の作品にもちょっと興味を惹かれます。
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次男の勧めにより読んでみました。4つ目まではテンポよく、ちょっと不思議なアリスの世界観も含みつつ進みました。5つ目はどうなるのかなと思いましたが、まさかの展開!ドレイクの上を行くお母さんすごいな。
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不思議の国のアリスを元にした話。 知っているキャラクターばかりだから、情景が目に浮かびやすかった。 主人公は名探偵を目指す女の子。 ときどき、驚くほど口が悪くて性格が悪い。 謎解きの要所で図も出てきて、一緒に謎解きを楽しめる。 難しくて全然解けなかったけど。 謎解きの回答はなるほど!とスッキリする。 主人公は歳の割にはえらく聡明。 最後のネタばらし。 とってもびっくり。 でもなるほど伏線は張られていたんだ。 ハッピーエンドっぽさも漂ってるけど、人死んでるよ! 自分とは世界が違いすぎる話で面白かった。
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ラストの怒涛の展開。図入りのミステリって久しぶりに読んだような。『スナーク狩り』読んでみたくなりました。両方とも。
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父親のような名探偵を目指すアリス。 誕生日、クックードレイクという男からVRゲームをプレゼントにもらった。 それは不思議の国のアリスをモチーフとした謎ときゲームだった。
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千代田区立図書館でぶらぶらしていて見つけた本。アリス好きとして、手に取らずにはいられない。著者は京都大学文学部卒。 名探偵になることを夢見る少女・アリスが、バーチャル世界で5つの謎に挑む。 アリスの人気キャラクター総出演なのがうれしい。「鏡の国」のハンプティ・ダンプティも登場...
千代田区立図書館でぶらぶらしていて見つけた本。アリス好きとして、手に取らずにはいられない。著者は京都大学文学部卒。 名探偵になることを夢見る少女・アリスが、バーチャル世界で5つの謎に挑む。 アリスの人気キャラクター総出演なのがうれしい。「鏡の国」のハンプティ・ダンプティも登場する。強いて言えば、帽子屋が随分まともで、原作のように狂人でも臆病でもないのが残念。また、アリスが10歳とは思えない難しい語彙を使う。 トリックはそううまくいくか?と思う点もあるけれど、軽妙なストーリーで、一気に読めた。アリスのパロディらしく「言葉遊び」も取り入れられていて、読み終わると、タイトルにニヤリとする。 ただ、5つ目の謎でのアリスの行動が突飛すぎるのと、最後のホラーな展開があまり好きになれない。 私が拍手したいのは、「カラスと書き物机が似ているのはなぜ?」という原作で未解決の質問に、一つの回答が示されていること。原作は回答が存在しない質問を周到に用意しているようにも思うが、著者の回答も一理あると思った。
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