駄犬道中おかげ参り の商品レビュー
落語のペースで進むけど、 新しさがないので馴染みといえば馴染み。 小説というより脚本。 翁丸は歳なのか、あまり可愛げには描かれていなくて、 ちょっと残念。 噛みつくのと、臭いのと・・・だけ? おそらく漫画や映像なら、可愛いワンコになるんだろうけど。 「駄犬道中こんぴら埋蔵金」も借...
落語のペースで進むけど、 新しさがないので馴染みといえば馴染み。 小説というより脚本。 翁丸は歳なのか、あまり可愛げには描かれていなくて、 ちょっと残念。 噛みつくのと、臭いのと・・・だけ? おそらく漫画や映像なら、可愛いワンコになるんだろうけど。 「駄犬道中こんぴら埋蔵金」も借りてきちゃったから、 読むしかないか・・・。
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読む前には結構な分量に感じましたが、さらっと読めます よくある東海道中もの、といっても読み比べたことがないのですが、面白おかしなお話です 良くも悪くも時間感覚が希薄なので、あっという間にお伊勢にたどり着きました 時間つぶしには、ちょうど良さそうです
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2020/02/14-04/16 道中で出会った3人と1匹の伊勢参り。それぞれが希有な運命を背負いながら伊勢神宮を目指す。宿場ごとの出来事が掘り起こしが不十分で興味が湧かない。土橋さんの道中ものとしては、物足りない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
伊勢神宮を目指し、東海道を旅する辰五郎、三吉、沙夜、そして紀州犬の翁丸。道中は様々な出来事や事件が起こり、結果的に?活躍する翁丸にはおかしくて笑っちゃいます。 博打にはまり、勝てば遊郭で遊ぶような辰五郎が、家族のふりをして旅を進めて行くうちに、今まで感じたことのなかった『家族』という温かさを感じるようになり、最後にはすっかり三吉の父親になっているところが微笑ましく感じました。 読んでいてページをめくるのが楽しく、たいそう愉快な3人+1匹のドタバタ珍道中ですが、ただの珍道中ではなく、クライマックスには将軍家斉様が登場し、大事件に巻き込まれ、そして翁丸が実は大奥の一目置かれるお方の犬だと判明したり、スケールも大きい物語だったことに、すごくびっくりもしました。 続編があることを知り、辰五郎、三吉、沙夜、そして翁丸の珍道中が続くのがうれしいです。
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人生は、博打の連続? つきの落ちた孤独な博徒が、くじで引いたお伊勢参りで、家族を手に入れる。 一件落着、奇想天外だが、博打の心根なんてそんなに簡単に代わるものでもないだろうに。
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調子のいい博徒の辰五郎、代参犬(駄犬)の翁丸、親を知らない三吉、自殺を試みた沙夜、彼ら「偽家族」のやり取りが素晴らしく微笑ましかったです。
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先だってこんぴらにお参りする前に、何か面白い読み物はないかと南米の河を浚ってみましたらば、『駄犬道中こんぴら埋蔵金』という代参犬の小説がひっかかってきまして、で、それの前作がこちらのおかげ参りという伊勢への代参のストーリーだったので、こちらから先に読みました。で、代参犬の翁丸はあ...
先だってこんぴらにお参りする前に、何か面白い読み物はないかと南米の河を浚ってみましたらば、『駄犬道中こんぴら埋蔵金』という代参犬の小説がひっかかってきまして、で、それの前作がこちらのおかげ参りという伊勢への代参のストーリーだったので、こちらから先に読みました。で、代参犬の翁丸はあんまり出てこないのですが、紀州犬の白犬でスタミナがなく歯が悪い、グルメで臭いものが好きという設定。ビジュアルが今は亡きうちの爺さん(愛犬)そのもののような可愛さ。天保元年おかげ年で旅を共にするのは訳ありの三人、博徒辰五郎、丁稚三吉、自殺未遂美女沙夜、辰五郎の江戸っ子ダジャレがツボってかなり笑えた。柄杓で一本とって「これぞ男殺油地獄(おとこごろしあぶらのじごく)よ」とミエをきったり、温泉で明烏を唸ったり、ガマの油を売るところなどは寅さんのキャラそのもの。が、モテる男前の寅さんですが。出て来るキャラのほとんどが気持ちの良い人が多く、読了感が爽やか。翁丸も実はやんごとなきお犬様であることがわかるが、さしてほじくることなくさらりと言及されるだけ。もっと翁丸を全面にだしてほしかった。これだと博徒道中おかげ参りだと思う。ご当地グルメ旅アドベンチャー
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伊勢参りがしたくてもできない主人に代わり、犬が単独で伊勢神宮まで歩いてゆく「犬の伊勢参り」。そして参拝しお札をもらって帰る犬のことを「代参犬」といいます。江戸時代に百年ほどつづいた流行をもとに書かれた小説が本書です。 博徒の辰五郎はある夜、お伊勢講のくじに当たり長屋の代表として伊...
伊勢参りがしたくてもできない主人に代わり、犬が単独で伊勢神宮まで歩いてゆく「犬の伊勢参り」。そして参拝しお札をもらって帰る犬のことを「代参犬」といいます。江戸時代に百年ほどつづいた流行をもとに書かれた小説が本書です。 博徒の辰五郎はある夜、お伊勢講のくじに当たり長屋の代表として伊勢参りへと出発しました。ひょんなことから途中で出会った代参犬の翁丸、奉公先を抜け出してきた三吉、訳ありの女性・沙夜と旅を共にすることになりますが…? 犬の伊勢参りの最長距離記録としては、なんと3年をかけて青森・黒石と伊勢神宮を往復したという記録も。こういった事例にふれた『犬の伊勢参り』もあわせて読むと、より物語を楽しめます。
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軽く読める道中モノ。 博徒の辰五郎が、お伊勢参りの途中で、奉公先を抜け出してきた子供の三吉、訳あり女の沙夜、そして代参犬の翁丸と出会い、共に旅をしていく話。 各々が抱える事情や、道中色々ありつつも、心温まるラストで終わるので、安心して読めます。 ダメ犬(?)・翁丸が美味しいとこ...
軽く読める道中モノ。 博徒の辰五郎が、お伊勢参りの途中で、奉公先を抜け出してきた子供の三吉、訳あり女の沙夜、そして代参犬の翁丸と出会い、共に旅をしていく話。 各々が抱える事情や、道中色々ありつつも、心温まるラストで終わるので、安心して読めます。 ダメ犬(?)・翁丸が美味しいところを全部持っていく感じなのですが、そこが好きです。
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江戸から伊勢まで。ドタバタ珍道中。土橋先生5作目。5戦4敗。泣かされすぎである。この代参犬システム可愛すぎるでしょ。 (代参犬:江戸時代に流行った60年に1度の伊勢神宮への集団参詣「おかげ参り」。旅が出来ない人は「代参犬」として犬に思いを託して送り出した。代参犬を見かけた人々は、...
江戸から伊勢まで。ドタバタ珍道中。土橋先生5作目。5戦4敗。泣かされすぎである。この代参犬システム可愛すぎるでしょ。 (代参犬:江戸時代に流行った60年に1度の伊勢神宮への集団参詣「おかげ参り」。旅が出来ない人は「代参犬」として犬に思いを託して送り出した。代参犬を見かけた人々は、これを伊勢へと導き、また首に着いた袋に寄進を与えた。)
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