マンション格差 の商品レビュー
思い起こせば21世紀になる直前の1998年に9年落ちのマンションを購入し今に至っています。もうすぐ購入してから20年が経過しますが、当時と比べて、特に隣駅周辺の開発が進んで多くのマンションが建てられています。 購入した時は様々な面を見て購入しましたが、今になっても良いなと思うポ...
思い起こせば21世紀になる直前の1998年に9年落ちのマンションを購入し今に至っています。もうすぐ購入してから20年が経過しますが、当時と比べて、特に隣駅周辺の開発が進んで多くのマンションが建てられています。 購入した時は様々な面を見て購入しましたが、今になっても良いなと思うポイントは、駅近くで徒歩圏内に暮らす上で必要なものが揃うという点でしょうか。 私の住んでいるマンションが、この本のタイトルにある、「勝ち組」か「負け組」か判断は難しいのですが、人口減少社会に突入しつつも、都内に多くのマンションが建設されて、過剰気味になってきているこの頃、マンションの選び方が重要な時代になってきているようですね。 以下は気になったポイントです。 ・2015年の分譲用新築マンションのデベロッパーランキングは、1位住友不動産から順に、三井不動産、野村不動産、三菱地所、東京建物、大和ハウス(p23) ・各事業所には、5人に1人の割合で、宅地建物取引士の資格(業務独占資格)を持ったものを置かなければならない(p25) ・マンション価格は基本的にコストの積算方式で決まる、土地代(仲介手数料)+設計料+建築費+販売手数料+諸費用、これにデベロッパーの利益(マンション価格の15-20%)を加える(p28) ・新築時の販売価格が資産価値に影響するのは、築10年まで、それ以降はその物件そのものについて評価される(p34) ・購入を検討している新築マンションが、周辺エリアで売り出されている築浅の中古物件と比べてあまりにも高いものは、手を出さないことを薦める(p35) ・マンションの価値は、9割が立地で決まる。便利な場所にあればあるほど、価値は高く評価される。(p37) ・日本の住宅の量的な不足状態は1970年ころにほぼ解消している、1973年の空き家率は、5.5%、2013年で13%(p50) ・豪華施設をつくるのは、マンション立地に対する評価が弱いから(p87) ・タワーマンションのデメリットとして、1)管理費・修繕積立金が高い、2)戸境壁が乾式(全体荷重負担を減らすため)(p111) 2016年10月2日作成
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
メディアリクエスト 覚えておきたいこと タワーマンションでは戸境壁が乾式である。遮音性が劣る。湿式は重量があるため、タワーマンションでは使えない。 駅から5分以内の物件を選ぶ。 知らないことがたくさん、買うときには読み返したい。
Posted by