学校では教えてくれないゆかいな日本語 の商品レビュー
日本語の子音のルーツを知りたくて、何かよい本はないかと思い、近くの図書館の司書に質問したところ、その図書館にあった本書を紹介してくれました。 自分の疑問が解決したわけではありませんでしたが、読んでよかったと思います。 本書に書かれていた内容で、個人的に最も納得したのは、「ん(ン...
日本語の子音のルーツを知りたくて、何かよい本はないかと思い、近くの図書館の司書に質問したところ、その図書館にあった本書を紹介してくれました。 自分の疑問が解決したわけではありませんでしたが、読んでよかったと思います。 本書に書かれていた内容で、個人的に最も納得したのは、「ん(ン)」が、仮名ではなく、符号だということ。 つまり、「ん(ン)」には、「ガーゼ」や「シーツ」に含まれる「ー」(音引き)や、濁音の「゛」や半濁音の「゜」のような役割がある、ということ。 「ん(ン)」の発音の種類の多さを説明する理由としても、非常にしっくりきました。 また、「遠い」の読みは「とおい」であり「とうい」ではないこと、「氷」の読みは「こおり」であり「こうり」ではないことについては、もともとの読みが、「遠い」は「とほい」、「氷」は「こほり」であったことに由来する、といった点も、すごく納得できました。 我々が使う言語については、今の形を知っていることも、とても大切なのですが、ルーツを知ることで、より味わい深いものになることを感じさせてくれる本でした。 本書を紹介してくださった方に感謝。
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ヤングコーナーにある!日本語学!今野真二聞いたことある!って感じで手に取った一冊。 「日本語学のおもしろ雑学つめあわせ」ってかんじだった。 14歳からの世渡り術だけあって文体も文字のサイズも読みやすかった。 知ってる分野だしなんなら知ってる話多かったからすらすら読めた。 日本語...
ヤングコーナーにある!日本語学!今野真二聞いたことある!って感じで手に取った一冊。 「日本語学のおもしろ雑学つめあわせ」ってかんじだった。 14歳からの世渡り術だけあって文体も文字のサイズも読みやすかった。 知ってる分野だしなんなら知ってる話多かったからすらすら読めた。 日本語の歴史・音・文字・ことばあそび、といろいろな面からおもしろポイント書いてあったのよき。 やっぱり日本語(学)好き
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学校では教えてくれない「ゴジラ」の語源から、教わっても分からなかった「下二段活用」の意味までしっかりと理解できました。日本語っておもしろい。
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先生の授業を懐かしく思い出しながら。 日本語を音、文字、数字、遊び心の4つのテーマから解説する一冊。 時に歴史的な側面から、時に怪獣映画を例えにユーモラスに解説していて楽しかった。 中学生向けに書かれているシリーズなので、語りかけるように、わかりやすい文になっているので読みや...
先生の授業を懐かしく思い出しながら。 日本語を音、文字、数字、遊び心の4つのテーマから解説する一冊。 時に歴史的な側面から、時に怪獣映画を例えにユーモラスに解説していて楽しかった。 中学生向けに書かれているシリーズなので、語りかけるように、わかりやすい文になっているので読みやすい。 「正しい日本語を!!」と言う人もいるけれど、言葉を生き物としてもっと多角的に捉えて、変化していくことを楽しんでみたら、みんな幸せになれるんじゃないだろうか。 歴史を考えたり、来歴を知ってみることの大切さと、時に遊び心を持って言葉に触れることの大切さを先生は述べていると思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
地球上のいろいろな地域で、人間が言葉を使い始めます。その時にはその言葉を描き出すための文字はなかったのです ひらがなは漢字全体を、変形させてできた
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覚書をちまちま書いてみる。 1章 音による印象の違い。怪獣の名前は、確かにものを見なくてもこいうのだなって想像がつく。そいえば、夢野久作が小説の人物に名前をつけるときに、「こいう名前の人はこういう人物じゃないとおかしい!」というアプリオリがあると指摘してたことがあったな。 2...
覚書をちまちま書いてみる。 1章 音による印象の違い。怪獣の名前は、確かにものを見なくてもこいうのだなって想像がつく。そいえば、夢野久作が小説の人物に名前をつけるときに、「こいう名前の人はこういう人物じゃないとおかしい!」というアプリオリがあると指摘してたことがあったな。 2章 50音の図が、無理やり作ってしまった感じが否めない……。 今のラノベとか西尾維新の小説なんかだと、使う漢字に対するこだわりが強い気がする。もちろん、中二病的な思考があるとも(ry 3章 大和言葉のあたりは、言語学にいる者だからこそ声高にして言えるのだと思った。バイオリンを1丁2丁と数えることに驚き。数え方、おもしろい。 4章 言葉遊びは今も昔も変わらずといったところか。 総括、1章と2章が個人的にはおもしろかった。中学生の時に読みたかった。
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