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鎌倉不動産のあやかし物件 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2019/08/19

「始まりは鎌倉のお屋敷で」 突然倒れた時見えた景色は。 意識が遠のいたと思いきや、次に見えた世界に客観的に自分の見える視点に切り替わっていたら誰だってパニックになるだろうな。 何が原因でなったのか分からない今、確かに頼りなのは魂だけの自分に気づいてくれる彼だけだが今日知り合った異...

「始まりは鎌倉のお屋敷で」 突然倒れた時見えた景色は。 意識が遠のいたと思いきや、次に見えた世界に客観的に自分の見える視点に切り替わっていたら誰だってパニックになるだろうな。 何が原因でなったのか分からない今、確かに頼りなのは魂だけの自分に気づいてくれる彼だけだが今日知り合った異性と暮らすとなると複雑だよな。 「雅秋、十年前の夏 1」 少し成績が落ちた彼の元に。 普段が完璧過ぎるだけで、この点数は決して悪い物ではないのでは。 「女優の住んでいた家 ぼんぼり祭りの夜に」 夜な夜なサンルームに現れる彼女。 何故あの場所でずっと居たのか、ブツブツと呟き続ける姿は傍から見たら奇妙で不気味な光景だろうが声が聞き取れたら怖がる必要の無い事だったと分かるよな。 思い込みが激しいのは勝手だが、自分の考えを一般的意見と勘違いし他人にまで押し付けるのは間違っているし逆上して命を奪うなんて以ての外だな。 「雅秋、十年前の夏 2」 初恋の相手の兄の元には。 叶わないなんて良く言うが、この場合は年の差が一番大きな壁だったろうな。 「死者と生者の夏」 パタパタと聞こえる子供の足音。 誰かが亡くなった地だと一々申告していたら、何処まで遡るか等によっては何処も彼処も過去に一人は誰かしらが亡くなっている場所かもしれないもんな。 彼女達に着いてきた者だと何かしら共鳴したか、二人のどちらかに隠し事があるのか等色々疑ってしまったが犬の拾い癖のせいだとは予想外だったな。 「雅秋、十年前の夏 3」 見えた事実と信じてもらえない言葉。 確かに一度しか会ったことも無い人から、突然貴方の兄は殺人を犯してますなんて言われたら激昂するよな。 「運命に惑いし者たち」 彼女の傍に憑いている親友。 彼女の一家にとっては苦しく辛い出来事であっただろうが、その偶然があったからこそ彼女は生きていられたのかもしれないと思うと複雑だな。 親友だけれど何処かライバル心を燃やす相手から最終的に婚約者だった人の心を奪えたと思うと、勝ち組になったと思うがこんな結果になるとは…。

Posted byブクログ

2016/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、気になったのは、誤字脱字や主語間違いですかね。明らかに清花のセリフなのに紗英が言ったことになっている箇所がありました。普段あまり気にしないのですが、流石に気になるくらいでしたね。 タイトルにあやかしとついていますが、妖怪ではなく幽霊ですね。若干ホラーかも…? 魂離脱体質が結果として治るところまで書いてないのが私としては微妙でした。治ってほしかった! でも治らなかったからこのあとも二人は一緒にいると思えばいいんでしょうけど。 続きが欲しくなるような、物足りなさでした。

Posted byブクログ

2016/11/20

「あやかし」は妖怪ではなく幽霊。事故物件にいる幽霊を検証する不動産屋と幽体離脱体質の女子のコンビもの。二人の過去も未来もいろいろありそうでシリーズ続いてほしい。

Posted byブクログ

2016/09/24

 鎌倉の老舗不動産、その御曹司とのお見合いを仕組まれた清花。相手の雅秋は名家の一員らしく所作も美しい青年。だが、仕事もせず日々読書に耽っているという。雅秋には幼少より霊が見える体質に悩まされ、世捨て人のような生活を送っていたという事情があった。  お屋敷で起こったとある事故のた...

 鎌倉の老舗不動産、その御曹司とのお見合いを仕組まれた清花。相手の雅秋は名家の一員らしく所作も美しい青年。だが、仕事もせず日々読書に耽っているという。雅秋には幼少より霊が見える体質に悩まされ、世捨て人のような生活を送っていたという事情があった。  お屋敷で起こったとある事故のため、清花は雅秋と同居する羽目になる。なし崩し的に鎌倉不動産の仕事を手伝うことになった清花だが、それは雅秋の能力を必要とするいわくつき物件の調査だった。歴史ある鎌倉という土地柄のあやかし物件たち――清花の不思議な夏が始まる。

Posted byブクログ