堕天使の瞳に魅せられて の商品レビュー

ローズマリー・ロジャーズ(著者),荻窪やよい(訳者)

2017/02/06

【ネタバレ有り】

前作で興味深い登場をした「乞食皇帝」と
田舎の村のオールドミスの話。

ヒロインの頑固さにげんなりした分
ヒーローに同情した……というか
「ほんとにその女でいいのかあ？」と思った。
でも、このタイプのヒーローが
惹かれる女性って、頑固な方が物語になるんだろうね。

ヒロインの押しつけがましい描写を目にしていたので
妹アーニャ（作中ではアニヤと表記されているけど、実際はアーニャのほうが発音近いと思う）は
姉を嫌い抜いていたんじゃないかなあ、と思ったし
再会した時の言動も納得。
実は、その場面で溜飲が下がった。

そして今回もロシア人の名前でつっこみ満載。
父がフョードルなら
エマの名前はエマ・フョードロヴナ・リンレイ＝キーロワ、だよね？
（父の名前に付いていたドゥッシャが何に当たるのか分からん。父称にしては？？）

ヒーロー父の名前のバーゼッキもよく分からない……。