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地域を創る!「政策思考力」入門編 の商品レビュー

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2020/12/27

2020.62 大学講師業、政策評価論の教科書。 実務本というよりは理論。行政サイドから、NPOなどとの協働に関する理論(厚生経済アプローチと公共洗濯アプローチ)をみれたのは非常に勉強になった。

Posted byブクログ

2018/04/15

地域を創るというタイトルは関係なく、政策思考の「土台」となる知識を羅列した用語集的な一冊。 図や表が一切なく各章・段落のつながりがわかりにくいが、基礎となる「考え方」を学ぶもので実際にどうしたらよいかという技術を学ぶものではない、割り切れば読む価値はある。

Posted byブクログ

2016/08/26

地方自治体では、歳入減少と歳出増加が厳しい財政制約を生み出し、歳出(一般会計)の約三割を占める人件費削減(定員削減)が継続的に行われてきました。この意味で、現在の地方自治体は、多様化・複雑化した住民ニーズに、少数の職員で対応する高度な職能を求められる職場となっています。 しかし...

地方自治体では、歳入減少と歳出増加が厳しい財政制約を生み出し、歳出(一般会計)の約三割を占める人件費削減(定員削減)が継続的に行われてきました。この意味で、現在の地方自治体は、多様化・複雑化した住民ニーズに、少数の職員で対応する高度な職能を求められる職場となっています。 しかしながら現実的には、少数の職員による事業実施の弊害である「余裕の不足」により、既存事業や首長肝入り案件を「こなす」のが精一杯で、既存事業をより良くすることや本来必要な新規事業の要素を改めて整理するための「政策体力」が失われています。 本書では、読者の政策思考力を強化するため、政策思考の前提となる考え方や考慮すべき潮流を示したうえで、政策の科学化や政策決定プロセス、政策議論と交渉、自治体経営と政策評価に関する思考方法や踏まえるべき視点を提示しています。 政策とは、政府、地方自治体など公的な機関が、経済社会活動に関する方針を示すことです。政策を構成する「理想」「現実の評価」「手段の集まり」の中で、最も根幹にあるのが理想です。理想がなければ現実を評価できず、現実が評価できなければ乖離を埋める手段を生み出せないからです。 すなわち、経済社会活動の現実に問題意識を持ち、理想を追い求める全ての人に政策思考は有用な道具となります。 読者のみなさんにとって、本書が政策思考の基礎を作り、政策議論の一助となることを期待します。

Posted byブクログ