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鬼才 五社英雄の生涯 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2017/09/26

みんな大好き友近も大好き五社英雄ですよ。 五社好きにはたまらないエピソード満載の本です。 そもそもこの人フジの社員だったんですからね、いま有名人のガキしか採らないあのフジで。 五社映画といえば… エロくない女優さんでもエロく 出てくるキャラは男女問わずみんな絶倫 かたせ梨乃さま...

みんな大好き友近も大好き五社英雄ですよ。 五社好きにはたまらないエピソード満載の本です。 そもそもこの人フジの社員だったんですからね、いま有名人のガキしか採らないあのフジで。 五社映画といえば… エロくない女優さんでもエロく 出てくるキャラは男女問わずみんな絶倫 かたせ梨乃さまのおチチは必要以上の長回し などなど… 中学生時分のアタクシの股間を直撃してくれました。 ごちそうさまでした。 もし今の時代に五社がいたら、長澤まさみや有村架純にあんなコトやこんなコトをさせて撮ってくれたんぢゃないかと思うと…惜しいですね。

Posted byブクログ

2017/03/17

まだガキだった頃、テレビCMに流れた「炎上する屋敷をバックに佇む花魁」は、とても印象的であった。弱さ、はったり、妬み、劣等感、そねみ、優しさ、愛情、裏切り、、、本書によると、五社監督は人間くささを凝縮したような人であった。どうりで、映画が人間くさいはずだ。

Posted byブクログ

2017/02/13

『ゴロウ・デラックス』にて紹介されていた春日太一さんの本を初読了。 この五社英雄氏という激しいまでの熱量を持った人物を、負けない熱量でもって、かといって入り過ぎることなく一気に読ませた春日さんの筆が素晴らしい。 確かに五社英雄という人物は極端な人ではあるものの、エンターテイメント...

『ゴロウ・デラックス』にて紹介されていた春日太一さんの本を初読了。 この五社英雄氏という激しいまでの熱量を持った人物を、負けない熱量でもって、かといって入り過ぎることなく一気に読ませた春日さんの筆が素晴らしい。 確かに五社英雄という人物は極端な人ではあるものの、エンターテイメントに命をかける覚悟を持った人であったとは思う。果たして今、それだけの覚悟を持ってモノづくりに挑む人たちはどれほどいるのだろうかと考えるとちょっと暗澹たる気持ちに陥るが、本を読むことで映画も観ようと思わせてくれる作品でもある。

Posted byブクログ

2016/09/04

冒頭から五社自身が語っていた身の上話のウソが暴露される。ウケるためだったら平気でウソをつく見栄とハッタリの塊のような男の肖像が、丹念な裏取りで描かれる。 テレビという当時見下されていたメディアから上から目線を見下していた映画界に殴り込みをかける気負いから、元からのハッタリ気質に...

冒頭から五社自身が語っていた身の上話のウソが暴露される。ウケるためだったら平気でウソをつく見栄とハッタリの塊のような男の肖像が、丹念な裏取りで描かれる。 テレビという当時見下されていたメディアから上から目線を見下していた映画界に殴り込みをかける気負いから、元からのハッタリ気質に磨きをかけ、映画の見世物としての原点に戻って成功していく。 今のテレビ界と映画界の関係を見ると信じられないような状態で、ここ数十年の変化の大きさにほとんど嘆息する。 一方で安定したサラリーマンというテレビ局員としての地位をなかなか捨てきれない小心さも描かれる。その地位を思いがけない形で放棄せざるをえなくなり、退路を断つつもりで背中に入れ墨を入れる。このあたりは、さすがに調べきれていない部分が多い。 振幅の大きい、大胆さと小心さ、ハッタリと繊細さが混ざった一人の男の軌跡がそのまま作品に反映しているのが浮き彫りにされる。 どの作品が誰に企画だったかといった原点にまで遡って調べてあるのが貴重。「鬼龍院花子の生涯」が梶芽衣子の、「薄化粧」が緒形拳の持ち込み企画だとは知らなかった。 多くの人たちとの協力関係も描かれ、だから「鬼龍院」の起死回生のカムバックもできたのだろう。 裏をかえすと、割と安直に頼まれると、あるいは思いつき程度でほいほい仕事を引き受けたので、特に晩年いささか仕事が荒れたところも「北の蛍」「十手舞」などの失敗として具体的に指摘している。 映画・テレビ以外にもやっていた週刊誌の対談連載なども丹念に取り入れ、どうやって女優たちを脱がせたか、といった下世話にして大事な話も収録している。

Posted byブクログ

2016/08/18

【ハッタリ上等、極彩色のエンターテイナー】刀がぶつかり肉を斬る効果音の発明。遺したものの大きさに比して無視に近い扱いを受けてきた鬼才。稀代の“ホラッチョ”真実の物語。

Posted byブクログ