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津田梅子 新装版 の商品レビュー

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2024/10/01

第一章 渡米とその背景   小さな使節団/旅路/アメリカの歓迎ぶり/留学生の任務/時の教育事情/女子教育の建前と本音 第二章 最初の女子留学生   応募した五人の少女/津田仙と西洋との出会い/梅子の誕生と仙/梅子の留学 第三章 アメリカ時代   ワシントンの共同生活/けなげな決意...

第一章 渡米とその背景   小さな使節団/旅路/アメリカの歓迎ぶり/留学生の任務/時の教育事情/女子教育の建前と本音 第二章 最初の女子留学生   応募した五人の少女/津田仙と西洋との出会い/梅子の誕生と仙/梅子の留学 第三章 アメリカ時代   ワシントンの共同生活/けなげな決意/ランマン夫妻の愛情/梅子と出会った頃/アメリカの家/梅子の受洗/受洗の動機/天からの授かり物/   情操教育と社会教育/日本人の誇り/情愛の中で育つ/アメリカ生活の終わり 第四章 帰国   旅日記/アメリカの娘/アメリカとの別れ/荒れた航海/母国の異邦人/「幸せ」と「義務」/仕事を持つ――失望の日々/使命の自覚 第五章 模索と失意   仙の事業と進取性/結婚について/捨松の結婚/愛なき結婚を拒否/自分の選択/女性の地位に対する憤り/臨時雇いの仕事/   幻の伝記/伊藤博文との再会/桃夭女塾と伊藤家 第六章 華族女学校と鹿鳴館時代   日本初のバザー/華族女学校に就職/人形のような少女たち/鹿鳴館で踊る/学外の活動/猿真似を戒める/再留学決まる 第七章 ブリンマー留学   生物学を専攻/学生生活/帰国の決断/奨学金の設立 第八章 塾設立に向けて   塾設立の構想と試練/女子教育のヴィジョン/日本女性と教育/ヘレン・ケラーに会う/イギリス女子教育の視察/   ヨーク大僧正の励まし/オックスフォード滞在/ナイティンゲールとの会見/決意を固める/機は熟した 第九章 女子英学塾開校   アメリカの後援組織と開校/教育の性/塾の成長/アナの友情と人的支援/サムライの娘/英語教育の特色/塾の基礎固まる/新しい女性への期待/   独自のフェミニズム/熱血教師、梅子/学生との生活/休養の旅と父の死/高まる塾の評判/教壇から遠ざかる/入院/病床での試練/大学への準備 第一〇章 大震災と復興   関東大震災と復興資金集め/友人たちの献身/最期 結び   日本人に成る/近代国家にふさわしい女性/女性の地位の向上/教育とキリスト教/科学と信仰/日本の紹介/歴史感覚

Posted byブクログ

2018/12/16

津田梅子の生涯を紹介する本。 岩倉使節団の一員として、6歳の少女が一人でアメリカに留学する。現代であればまだ小学生になったばかりの年齢にも関わらず、海外の文化を吸収する強い使命感を持って現地の生活に向き合っていく姿に感服。日本に戻ったのが十代後半の青春真っ只中。しかし、日本の文化...

津田梅子の生涯を紹介する本。 岩倉使節団の一員として、6歳の少女が一人でアメリカに留学する。現代であればまだ小学生になったばかりの年齢にも関わらず、海外の文化を吸収する強い使命感を持って現地の生活に向き合っていく姿に感服。日本に戻ったのが十代後半の青春真っ只中。しかし、日本の文化では、アメリカのなかのように振舞うことができず、多くのフラストレーションがあったことがうかがえる。 日本女性の教育環境を変革しようとする意志のもの、アメリカでのコネクションを活かしながら資金を得て、塾を創設する。 行動力も当然だが、それを支える強い信念が本書を通してよく見える。

Posted byブクログ