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小松姫 の商品レビュー

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2021/06/22

[江戸川区図書館] 図書館の特集コーナーで立ち読み。 最初読み聞かせに使える本か、「小松姫」は地元由来の姫かと思いながらめくると、真田昌幸の子、信幸(伸之)と結婚した、本多忠勝の娘、稲姫の話だった。 絵は昔話風の切り絵風だが、物語というより時系列に沿った場面的な書き方、昔の昔...

[江戸川区図書館] 図書館の特集コーナーで立ち読み。 最初読み聞かせに使える本か、「小松姫」は地元由来の姫かと思いながらめくると、真田昌幸の子、信幸(伸之)と結婚した、本多忠勝の娘、稲姫の話だった。 絵は昔話風の切り絵風だが、物語というより時系列に沿った場面的な書き方、昔の昔話のように「説明」形式の字が多い造りで、読み聞かせもだが絵に興味を持つような学年だと読めない(読みづらい)中身かも。 強いて言えば高学年が調べ学習でこの本に行き当たれば、多少史実を物語風にとっつきやすく読める(知れる)という感じかな。 まず最初に、家系図がほしかった。 歴史音痴の私でも、「真田正幸」「真田幸村」の名前は聞き覚えがあるが、「真田信之」は聞きなじみがない上に、実は前者二人の関係や業績もよく分かっていない(笑)説明はあったが、似たような名前の男三人の血筋関係を文字で読むよりは、家系図で一目で"分かった気"にさせてほしかった。 稲姫は生まれた時の幼名?かどうかもわからなかったが、更に途中名の由来も命名も説明なく、いきなり切り替わった"小松姫"の表記。名づけや呼ばれのいわれがないのが残念だった。 折角表紙絵は児童書として目を引くので、作る際に童話作家と組めばよかったのでは?と思ってしまったが、そもそも歴史家?が多少門戸を下げて一般向けに紹介しようとしただけの本かと思うし、そう、図書館での特集(テーマ)も、「大人が読みたくなる絵本」とかだった。うーん、でも"絵本"なんでしょ?だったら、もう一息!すこーし残念。

Posted byブクログ