闘う女 の商品レビュー

小手鞠るい(著者)

2016/11/12

作家志望の女性がフリーライターをへて夢に向かう奮闘記。主人公の過去や細い経歴に触れられてなく、うまくいきすぎと思える部分もあったりするか彼女の人生の一部で過去も未来もまだまだ続くような(小説として)終わり方だった。
ただ読後感はよく、きっと成功する彼女の未来が想像できた。

2016/09/19

恋愛小説のイメージが強かった著者のお仕事小説。
痛快！闘志に燃える強き女！

私も仕事こそ生きがいと考えてきたから、主人公に感情移入し楽しむことができた。

最後のページを抜粋
飛行機のチケットは、片道しか取らなかった。
ーー人生は、片道切符よーーーー
未来のことなんて、誰にもわからない。明日のことだって、わからない。けれども私にはたったひとつだけ、わかっていることがある。

それはーー

成功とは、華々しい脚光を浴びることでは、決してない。成功とはむしろ、日陰で、誰にも認められなくても、愛でられなくても、ひとりでこつこつと、地道にけなげに小さな努力を積み重ねながら、生きていくこと。書き続けていくこと。この仕事を続けていくこと。つまり成功とは、好きな仕事を一生をかけて、つづけていくとにこそあるのではないか。