子どもの「書く力」は家庭で伸ばせる の商品レビュー
子供に物事の書き方を教えるのにとても参考になる良い本。特に教え方について、スイカ割りで目隠しをした人に教えるようにという所と、発達工程によって教え方の違いがあるところが興味深かった。
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赤の箱、青の箱という言葉が妥当かわかりませんが、ある発達段階までは論理的に文章を書くことは難しく、感覚的な文しか書けないというのは、そうであると思いました。作者は大まかな年齢区分を作っていましたが、ここは個体差がかなりあるような気がします。その子を日常をよく観察して見極めることが...
赤の箱、青の箱という言葉が妥当かわかりませんが、ある発達段階までは論理的に文章を書くことは難しく、感覚的な文しか書けないというのは、そうであると思いました。作者は大まかな年齢区分を作っていましたが、ここは個体差がかなりあるような気がします。その子を日常をよく観察して見極めることが肝要かなと思います。
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9才くらいまでの子どもは、大人とは全く違う特性を持っていることによって子どもたり得ている。 「何度言ったらわかるの!」はNGワード。彼らは、落ち着きがなく、振り返りができず、思考と行動が同時で、大小や順番にこだわり、反省もしなければ根にも持たない、そして忘れる生き物である。 それ...
9才くらいまでの子どもは、大人とは全く違う特性を持っていることによって子どもたり得ている。 「何度言ったらわかるの!」はNGワード。彼らは、落ち着きがなく、振り返りができず、思考と行動が同時で、大小や順番にこだわり、反省もしなければ根にも持たない、そして忘れる生き物である。 それが理解できただけで、日々の子どもへの接し方がおおらかになれそう。
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この本を読んで、気付かされたことが3つ。 1、娘たちの読書感想文に赤を入れて私の読書感想文にしてしまっていたこと。すごく後悔…彼女たちの言葉を潰してしまってたことに泣きそうな思い。今のままの本人の拙い言葉でよかったのに。 2、赤いハコの中に生きる次女に「何度言ったらわかるの」...
この本を読んで、気付かされたことが3つ。 1、娘たちの読書感想文に赤を入れて私の読書感想文にしてしまっていたこと。すごく後悔…彼女たちの言葉を潰してしまってたことに泣きそうな思い。今のままの本人の拙い言葉でよかったのに。 2、赤いハコの中に生きる次女に「何度言ったらわかるの」はNG。彼女は忘れて毎日を生きる生き物。クールに辛抱強く伝え続けるのが母の役目。 3、青いハコの中に生きる長女には、大人扱いをして“あなたのことを認めているよ”というメッセージを伝えることがうまくいく策である。
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子どもの年齢によって赤いハコ(4~9歳)と 青いハコ(10~18歳)に分け、赤いハコの子と 青いハコの子では書く作文は全然違うので どう対応していけばいいかが書かれている。 9歳までの子は大人とは別の生き物、 10歳からは大人の仲間入りをした子として 扱うこと。 作文の内容も...
子どもの年齢によって赤いハコ(4~9歳)と 青いハコ(10~18歳)に分け、赤いハコの子と 青いハコの子では書く作文は全然違うので どう対応していけばいいかが書かれている。 9歳までの子は大人とは別の生き物、 10歳からは大人の仲間入りをした子として 扱うこと。 作文の内容も赤いハコの子が書くものは 「大人とは別」のものであること。 赤いハコの子が作文を書くのはとても大変なことで 「考えてから書く」「読みやすく書く」 「習った字は使って書く」「書き直す」という ことは赤いハコの子にとってとてもハードルが 高いものであること。 やってはいけないこと ・苦手意識を持たせる ・比べる ・言葉を先に引きとる(本人が言いたい ことを先に大人が代弁してしまう) ・チェックする、書き直す ・ほめ過ぎる やってあげたいこと ・正しい言葉を使う ・言葉のシャワーを浴びせる ・ありのまま書けたらほめる ・隠れた気持ちをすくいあげて言葉にする ・楽しみにさせてから書く 青いハコ時代にやってあげたいこと ・哲学を促す環境(理想と現実とのギャップに悩む)を ・骨太な本を置いておく ・本音で話す
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これが答えと言うものがないのが作文。小学2年生の長男、作文嫌いでもうどう教えていいか息詰まった時に出会った一冊。 まさしく!やってはいけないことをフルでやっていたよーーーー。 本書で紹介されている作文のレベルが高い事!! 小学生で書く事の楽しさを知っているってすごい。
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[墨田区図書館] 表題ほどに目新しい内容はなかったけれど、それでも一応数か所目にとまった&親が"やった方がいいこと"については戒めも兼ねてかき出しておこう。ちなみに巻末に特別付録?として「読書感想文を90分で書く」というのがあったけど、こちらも特に目...
[墨田区図書館] 表題ほどに目新しい内容はなかったけれど、それでも一応数か所目にとまった&親が"やった方がいいこと"については戒めも兼ねてかき出しておこう。ちなみに巻末に特別付録?として「読書感想文を90分で書く」というのがあったけど、こちらも特に目新しいものはなく。というか、本当に困ってここにすがろうというお母さんにとっては、もっと明確にやり方というかやるべきことのように具体的に羅列してあげないとあまり意味がないだろうなーとか思ってしまった。 第1章 「何のために書くの?」とわが子に聞かれたら P42 「書くこと」が「考えること」になる 書かないと忘れる、最終的に自分が書いたものの還元先は、自分です。 第2章 お母さんによくある作文の誤解 P65 思わず観察してしまう時間を子どもに 最も必要なのは、「観察してしまう」ような時間や環境を確保してあげることです。 考える前に感じること。これが、何より大事なのです。 主に 第4章の「ほめスキル」を上げる! ⓪言葉の正確さ…前提として ①その年齢ならではの十全さ ②言葉のリズムがいい ③映像が浮かぶ ④言葉の選択がいい…「まさにそうだね!」 ⑤ユーモアやサービス精神が感じられる ⑥見る眼の細やかさ ⑦苦い部分を正視している ⑧哲学を持ち始めている ⑨俯瞰している ⑩枠組み、構成がしっかりしている ⑪感性…自分が心揺さぶられることだけを書いている 第6章のお母さんがやってあげたいこと ①正しい言葉で ②言葉のシャワーを浴びせる ③ありのまま書けたらほめる ④隠れた気持ちをすくいあげて言葉にする ⑤楽しみにさせてから書く 青いハコ時代にやってあげたいこと ①哲学を促す環境を ②骨太な本を置いておく ③本音で話す
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小学校以降、作文の課題で悩んだら手に取ったら良さそう。正しい表現、語彙を豊富に、体験をともなったもの。
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