世界一子どもを育てやすい国にしよう の商品レビュー
子育てについての日本の現状をきちんと学べる本。本書は日本の子育て環境がいかに歪んでいるのかを教えてくれる。「ベビーカーが迷惑という話があるが、マイノリティはいつもマジョリティの迷惑だという事実がある」、「日本が世界から最も遅れているのは、女性の社会的地位」、「待機児童問題は、年金...
子育てについての日本の現状をきちんと学べる本。本書は日本の子育て環境がいかに歪んでいるのかを教えてくれる。「ベビーカーが迷惑という話があるが、マイノリティはいつもマジョリティの迷惑だという事実がある」、「日本が世界から最も遅れているのは、女性の社会的地位」、「待機児童問題は、年金や医療費みたいに大きなお金がかかりません」、「小学校に入れずに待機している小学生がいないように、保育園だってやろうと決めればすぐにできるはず」。こんな言葉を真剣に語ってくれる男性が日本にいることに私は少し救われます。
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2〜3年前くらいからずっと読みたいが図書館にもなくほしいものリストに入っていた本。遂にunlimitedに追加されていたので、一気に読了。最近小説以外の本も久しぶりだし、対談形式でテーマが少子化問題ということもありページが進む、進む。 最近ようやく子育て政策に力を入れようと国...
2〜3年前くらいからずっと読みたいが図書館にもなくほしいものリストに入っていた本。遂にunlimitedに追加されていたので、一気に読了。最近小説以外の本も久しぶりだし、対談形式でテーマが少子化問題ということもありページが進む、進む。 最近ようやく子育て政策に力を入れようと国が重い腰を動かし始めておられるが、ジェンダーギャップや固定観念から変えていかないといけない。お2人の仰られていることはどれも納得できた。虐待、ひとり親、子どもの貧困、ヤングケアラー等への制度が充実したチャイルドファースト社会になってほしいし、変えていかないと。
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今の世の中でたくさん聞こえてこない発想がいっぱいで、希望だらけだった。子どもは宝って国になりたい、経済的にもそうなのに、政治家は自分の身を守り稼ぐために死んでゆくじじばばの人気ばかりとりにいってる。若者は変革をおこせるかな。必死に子育てしてるママたちがどれだけ声をあげられるかな。何ができるか考えて、やっていきたい。なんか効果的な方法はないかな。
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日本と世界を比較することで、遅れている点や改善すべき点が分かりやすい。 問題と思っていなかったことも、実は…ということが多々あり、勉強になります。 教育の目的 ・自分の頭で考え、自分の言葉で意見を表明できる力を育てる ・現実社会で生きていくための武器を与えること (お金の使い方...
日本と世界を比較することで、遅れている点や改善すべき点が分かりやすい。 問題と思っていなかったことも、実は…ということが多々あり、勉強になります。 教育の目的 ・自分の頭で考え、自分の言葉で意見を表明できる力を育てる ・現実社会で生きていくための武器を与えること (お金の使い方、社会保障の仕組み、選挙の仕方など) 世間に広まってほしい内容、もっと自身も学ぶべき内容です。
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敬愛する駒崎さんと出口さんの対談本は、期待どおりにおもしろかった。勉強になった。 ひと世代で世の中は変わる。子どもの問題は必ず解決できる。 序盤は歴史から始まる話が多く、駒崎さんが相槌を打つだけというのが少しおもしろい。話が展開して、駒崎さんが新しい選挙制度を次々に提案したり...
敬愛する駒崎さんと出口さんの対談本は、期待どおりにおもしろかった。勉強になった。 ひと世代で世の中は変わる。子どもの問題は必ず解決できる。 序盤は歴史から始まる話が多く、駒崎さんが相槌を打つだけというのが少しおもしろい。話が展開して、駒崎さんが新しい選挙制度を次々に提案したりするから、やっぱりおもしろい。選挙区をエリア別ではなく世代別で考えるとか、とてもおもしろい。 現時点での実現可能性とかはわからないけど、いつまでも1票の格差を論じているくらいなら、駒崎さんが言うような新しい制度を議論していきたい。インターネット投票は比較的すぐ実現できそう。 そして、衆院選のニュースが出ているので、しっかり考えて、投票に行きましょう。
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◆2021/08購読。もう素晴らしすぎてメモメモメモ。Kindleから「おすすめの一節です」メールしすぎて制限かかったぐらいです。子供たちの未来のため声をあげていこうと勇気づけられる本でした。
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・少子高齢化社会になると、民主主義が上手く働かない。いつ死ぬかわからない高齢者が大多数になると、長期的な政策がたてにくくなる。 ・子どもの認知能力(読み書きなどの点数で表せる能力)は小学校入学後からでも取り返せる。しかし、非認知能力(思いやり、我慢などの点数で表せない能力)は、幼...
・少子高齢化社会になると、民主主義が上手く働かない。いつ死ぬかわからない高齢者が大多数になると、長期的な政策がたてにくくなる。 ・子どもの認知能力(読み書きなどの点数で表せる能力)は小学校入学後からでも取り返せる。しかし、非認知能力(思いやり、我慢などの点数で表せない能力)は、幼児期に適切な刺激を与えないと後からはなかなか身につかない。幼児期に自然や周りの人間関係からたくさんのことを学ぶことが大切。 ・自然はすべてが教材。
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ライフネット生命社長の出口氏とフローレンス代表の駒崎氏による対談。少子化が進む日本の問題について、ただの対談だけではなく数値で示されており、また駒崎氏については実際に病児保育や赤ちゃん縁組の事業を立ち上げた経験があるため説得力があると感じた。未来ある子どもたちのため、自分にも何が...
ライフネット生命社長の出口氏とフローレンス代表の駒崎氏による対談。少子化が進む日本の問題について、ただの対談だけではなく数値で示されており、また駒崎氏については実際に病児保育や赤ちゃん縁組の事業を立ち上げた経験があるため説得力があると感じた。未来ある子どもたちのため、自分にも何ができるか考えて行動していきたい。
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出口さんの幅広くて深い知識と、若い新鮮な駒崎さんの真っ直ぐな思考が、スッーと自分の中に入ってきた。 文字の奥にあるものを、考えることが楽しくて、二度読みをしてしまった。出口さんの本をもう少し追いかけてみよう。
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『世界一子どもを育てやすい国にしよう』。双子の誕生を機に再読。ファクト、数字、ロジックで子育ての問題を語り合う対談。子どもへの投資がいかに足りないか、いかに重要かよくわかる。①フランスのシラク3原則、②子育ての「伝統」のおかしさ、③各種データ、の3つの要素がためになった。子育ては自分の経験で結論を導く人が多いが、客観的に考えるきっかけになる。
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