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文学で読む日本の歴史 中世社会篇 の商品レビュー

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2023/01/28

中世編のみを読んだ感想だが、一言でいえば、しんどい一冊だった。読み通すのにいつになく時間がかかってしまった。 (著者自身執筆に悪戦苦闘したようだが、そうだろうな、と思う)。 「7型を定める」で『庭訓往来』を取り上げ、編者として連歌師の可能性を指摘した一節は面白かった。 本シリーズ...

中世編のみを読んだ感想だが、一言でいえば、しんどい一冊だった。読み通すのにいつになく時間がかかってしまった。 (著者自身執筆に悪戦苦闘したようだが、そうだろうな、と思う)。 「7型を定める」で『庭訓往来』を取り上げ、編者として連歌師の可能性を指摘した一節は面白かった。 本シリーズ(『文学で読む日本の歴史』)は、100年ごとを時代区分として、各時代の思潮を抽出、現代との関わりを意識しつつ歴史の流れを探るものという。著者の意図が最もよく表れていると思われる古典編は未読、さらに現時点で既に「近代的世界編」まで刊行されている。全冊を通読した上での評価はまた違うのかもしれない。

Posted byブクログ