電波伝搬解析のためのレイトレーシング法 の商品レビュー
レイトレースの真価は短区間変動(site-specific)の評価にあり。超広帯域(WSS仮定不成立)の場合には周波数のminからmaxまで振ったレイトレ必要。レイの位相変化のアイコナール方程式と振幅変化の輸送方程式。アイコナールは距離スケールなので位相と書くの気持ちわかるけどち...
レイトレースの真価は短区間変動(site-specific)の評価にあり。超広帯域(WSS仮定不成立)の場合には周波数のminからmaxまで振ったレイトレ必要。レイの位相変化のアイコナール方程式と振幅変化の輸送方程式。アイコナールは距離スケールなので位相と書くの気持ちわかるけどちょいミスリーディングでは。構造物開口・面サイズは直接・回折レイが区別可能な範囲。レイ・ローンチング法での出射方向についてフィボナッチ法が説明されていない。2016年までは発見されてなかったのだろうか。他にもそういう分野ありそう。あと、フィボナッチ法でレイを飛ばす場合、屋外では上空方向は明らかに不要なので極角範囲絞って出射するオプションを付けられないものか…物理光学近似と幾何光学近似の適用境界の基準は特徴的空間スケールが第二フレネルゾーン内かどうか。合計受信電力は本来合計複素振幅の二乗であって、レイごとの複素振幅二乗の全レイ合計ではないが、短区画変動が生じない範囲では、各レイの振幅は不変、位相は互いに独立で相殺されるため振幅二乗の全レイ合計と等しくなる。(レイの電力加算) MIMO伝搬は簡易化のためTX/RXのアレー中心でレイトレ。アレーアンテナの占有空間が広い場合はTX/RXアンテナ素子の組み合わせごとにレイトレ必要。HY-RAYT法。低/高基地局アンテナで屋外伝搬は様変わりする。表6.9おもな伝搬路と相互作用回数とか、シミュレーションのパラメータ設定目安として有用。高周波数帯では散乱要考慮。屋外→屋内伝搬解析のためのRT-PO法。非鏡面散乱成分も考慮するハイブリッド法A/B、ERモデル、FDTDとのハイブリッド。
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