作家刑事毒島 の商品レビュー
気軽に読める短編集。作中で言うほど毒島刑事は特別変わった人に思えなかった。似たような話の短編なのでごめんなさい星3つかな。
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毒がこもっている。怒り云々だと伝わらない事は毒を交えると以外と伝わるのだ。 ミステリを読む楽しさはもちろんあるのだが、主人公が作家、しかも性格に難アリなのでとにかくぶった斬る。それこそ欠片も残らないレベルで斬りまくる。気持ちよさ通り越してヘヴィな渾身のボディーブローを喰らわされた...
毒がこもっている。怒り云々だと伝わらない事は毒を交えると以外と伝わるのだ。 ミステリを読む楽しさはもちろんあるのだが、主人公が作家、しかも性格に難アリなのでとにかくぶった斬る。それこそ欠片も残らないレベルで斬りまくる。気持ちよさ通り越してヘヴィな渾身のボディーブローを喰らわされた気分である。 本作所収の「四 愛瀆者」。これは出版業界の本音が詰まっている。SNSの出現は頭のいい人、才能のある人を見つけやすくなり世界を広くした。その代わり信じられないレベルの口に出すのも憚られる人間たちにもスポットライトを当てた。この作品は定期的に読み返してその都度背筋を正したい。
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流行作家の毒島は元刑事。出版業界の実態や暗部を描いたり面白かった。事件自体に重さはないけれどシニカルな中にもテンポがあって読みやすかった。
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少し前から中山さんのいろんなシリーズを少しずつ読み進めているところです。毒島は中山七里ワールドの中でも異彩を放つキャラですね。好きか嫌いか自分でもよく分からないけどクセになります。作者の本音かな?とつい勘繰ってしまいますがどうなんでしょう。
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検挙率一、ニを争う犬養や、麻生班長までが、恐れ嫌っている、毒島刑事。 作家の傍ら捜査に協力するが、嬉しそうに相手の痛いところを突き、不快になる相手を見て喜ぶ。 コンビを組むのは、高千穂明日香刑事。 五作の短編。 たった323ページなのに、一週間もかかった。 中山七里氏の作品にし...
検挙率一、ニを争う犬養や、麻生班長までが、恐れ嫌っている、毒島刑事。 作家の傍ら捜査に協力するが、嬉しそうに相手の痛いところを突き、不快になる相手を見て喜ぶ。 コンビを組むのは、高千穂明日香刑事。 五作の短編。 たった323ページなのに、一週間もかかった。 中山七里氏の作品にしては、面白くなかったなぁ。
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出版業界に対しての皮肉がすごい 最後の著者のコメントもそうだし、安易に作家になろうなんて言うもんじゃないな
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人間心理、承認欲求と拗らせ。幼稚性と他罰性という、人間の持つ感覚で起きる事件と、それを追い詰める毒島。娯楽性と、作家の裏側とを描いていて娯楽性あり。
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主人公毒島は独特なキャラで、今までになく新鮮で面白かった。ただ出版業界の実態、性格が破綻した登場人物が山程出てくるので、読み終わり後味悪い。でもまた何故か読みたくなってしまう。中毒性あり。
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こういう癖があって世の中斜に構えてるような主人公が好きなんですー犯人暴くとこなんてまさに中山七里ワールドの皮肉たっぷりな感じでたまらない
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毒島さんのキャラが濃すぎて圧倒されてしまった。捜査一課の面々の腰が引けるのも頷ける。犬養刑事と毒島さんが同じ世界にいるのがすごいな。 文芸界のあれこれがなんだか強烈で、著者が実際に体験したこと?と思ってしまう。 図書館でたくさん借りているし、ブクログも書いているけど、、ダメでしょ...
毒島さんのキャラが濃すぎて圧倒されてしまった。捜査一課の面々の腰が引けるのも頷ける。犬養刑事と毒島さんが同じ世界にいるのがすごいな。 文芸界のあれこれがなんだか強烈で、著者が実際に体験したこと?と思ってしまう。 図書館でたくさん借りているし、ブクログも書いているけど、、ダメでしょうか?若干の後ろめたさ、、、
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