学問としてのオリンピック の商品レビュー
高度に商業化した今日のオリンピックを、古代オリンピック、近代オリンピック双方の思想・歴史を主に、教養としての知の文脈の中で捉え直した著作。
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【概略】 オリンピックを教養・知識として捉えたらどうなのか?特に古代オリンピックはギリシャ神話と切っても切れない関係にある。風習・風俗・哲学・芸術といった切り口からオリンピックを考える。 2021年08月05日 読了 【書評】 たまたまオリンピック関連のスピーチをする必要性...
【概略】 オリンピックを教養・知識として捉えたらどうなのか?特に古代オリンピックはギリシャ神話と切っても切れない関係にある。風習・風俗・哲学・芸術といった切り口からオリンピックを考える。 2021年08月05日 読了 【書評】 たまたまオリンピック関連のスピーチをする必要性が出て手に取った4冊目となる本なのだけども、哲学とからめた章が興味深かったね。講道館柔道の嘉納治五郎の哲学と古代オリンピックの哲学との関連など、面白かったなぁ。 ただ・・・この本のせいではなく、読者側の自分が若干食傷気味みたいなところがあったかなぁ・・・スーっと入ってこなくてこなくて。こうだったああだったと、一定のリズムで事柄が説明されていくところが、教科書チックで読書感が少なかったな。必要な時に必要な箇所を熟読する実務書のような形で対応すると威力を発揮する本なのかもしれない。
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タイトル通り、古代オリンピックと近代オリンピックについて、学問的に迫った1冊。 古代オリンピックは ・ゼウスに捧げる宗教的式典だった ・たくさんの人が集まる場を利用して、弁論の技を披露する場でもあった ・競技を表現する美術品の発表の場でもあった とい...
タイトル通り、古代オリンピックと近代オリンピックについて、学問的に迫った1冊。 古代オリンピックは ・ゼウスに捧げる宗教的式典だった ・たくさんの人が集まる場を利用して、弁論の技を披露する場でもあった ・競技を表現する美術品の発表の場でもあった といったあたりのことは、恥ずかしながら、まったく知りませんでした。 近代オリンピックについては、実現に向けた、クーベルタン伯爵の強烈な思いや、オリンピックを利用した、ギリシャの思惑など、開催(復活)に向けて動きに関して、興味深く見ることができました。 バイオメカニクスの章だけ、ちょっと異質でしたが、これはこれで、自分の好きな分野なので、実は最も楽しめた章でした。
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