キノコのカミサマ の商品レビュー

花形みつる(著者),鈴木裕之

2024/06/22

駅前にあったのはドデカいキノコのオブジェだった
タケオは夏期講習から逃れるために、単身赴任しているパパのもとにやってきた
パパはキノコの研究員だ
研究所には、村人たちが入りびたっている

タケオは時々、ボブ・マーリーみたいな｢カミ｣さまだと言い張るへんなおじさんと出会う

○キノコな幻想系スローライフ

2017/08/20

単身赴任で、ど田舎の山の中の研究所で、たった1人でキノコの研究をしているお父さんを訪ねたタケオ。夏休みの間、塾の夏期講習に行きたくなかったから1人でお父さんのところに来たけど、お父さんの住んでいる所は変な所だった。

会社の事務所隣の家には、村の人たちが勝手にたくさん入ってきて宴会したり、かと思うと野菜やなんか置いていってくれたり。長老、ゲージュツカ、カミナリさん、モモタローさん・・・ちなみにお父さんはハカセってみんなに呼ばれている。
そして、タケオ以外の誰にも見えないけど、ボブ・マーレーみたいな自称「カミサマ」。

お父さんのキノコの研究は、カミサマの力もあって、いいキノコが出来るのだけど、カミサマの力は森の中の地域限定。

村に大雨洪水警報がだされた。妊婦さんが産気づいて、助産婦さんを待っているのに、雨で崖が崩れ、途中の道が寸断されてしまった。パパはみんなにの助けになろうと頑張るけど・・・。