現代の地政学 の商品レビュー
中近東における宗教戦争,ロシアとウクライナの対立要因など、新聞では分かりにくい断片的なベタ記事が多い中、非常に分かりやすい記述で説明されている。知的好奇心を刺激される好著。
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一人は万人のために、万人は一人のためにというのはファシズムのスローガン。 日本で出てくる地政学の本はほとんどダメ。一番ダメなのが船橋洋一氏の本らしい。 ドイツ人は異常に働くけど、それでいて生活は質素。商品を作っても国内で消費できないから海外に出ていかないといけない。機能美をド...
一人は万人のために、万人は一人のためにというのはファシズムのスローガン。 日本で出てくる地政学の本はほとんどダメ。一番ダメなのが船橋洋一氏の本らしい。 ドイツ人は異常に働くけど、それでいて生活は質素。商品を作っても国内で消費できないから海外に出ていかないといけない。機能美をドイツ人は素晴らしいと思っている。 アルメニア人は武器商人が多い。ヤンとつくのはアルメニア人。 地政学とは地理。 これからは欧州では反ユダヤ主義が最大の危機。イスラムのテロが起きて、反イスラム感情が起きる。それによって抑圧されたムスリムは、これはユダヤ人の仕業だと思う。それでムスリムが反ユダヤ主義運動をする。欧州社会はユダヤが嫌いだから無関心。同胞と思っていないので、守る対象にユダヤ人は入っていない。地政学には地理の要素だけでなく人種要素も宗教も含まれているが、そこはタブー。 イスラエルの行動分析はネーションステートだから難しくない。国内でどんなに激しい意見対立があっても、戦争になったら一致団結する
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地政学的視点は常に日本人の弱点だが、関心の低さから良書が少ないように思う。ただし、テクノロジーの進展に伴い、地政学的要素は大きく変化している。本書のような現代に沿った地政学の良書が更に望まれる。
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【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・P134まで。 【目次】
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・宗教は地政学的要因になる。今のサウジアラビアとイランの緊張や「イスラム国」の誕生は、まさに古代的・中世的なイスラム教の表象から出てきたものであり、それとポストモダン的な要素が結びついて起きたもの。地政学を考えていく場合は、長く変わらないような要素として何があるんだろうということ...
・宗教は地政学的要因になる。今のサウジアラビアとイランの緊張や「イスラム国」の誕生は、まさに古代的・中世的なイスラム教の表象から出てきたものであり、それとポストモダン的な要素が結びついて起きたもの。地政学を考えていく場合は、長く変わらないような要素として何があるんだろうということと、変わり得る要素で何があるのかということをしっかり把握する必要がある。
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地政学について講義形式で扱った一冊。 元外交官ならではの鋭い視点があるので、地政学をすでに知ってる人にも、そうでない人におすすめ。
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国際情勢分析で有名な佐藤優さんの著作 初めて触れたが、テンポよく展開する流れで読みやすい 流行りの地政学で現代の世界事情を読みとると、目からうろこな話も多く、興味深い
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ウラル山脈 アジアとヨーロッパの境 900m 早期教育 モンテッソーリ教育 学力の経済学 東方見聞録 チパング島 、偶像崇拝者、異教徒の間では、お互いに誘拐ビジネスが横行している。、人間の肉ほどうまいものはないと確信している恐るべき野蛮人だ 上智 カトリック イエズス会...
ウラル山脈 アジアとヨーロッパの境 900m 早期教育 モンテッソーリ教育 学力の経済学 東方見聞録 チパング島 、偶像崇拝者、異教徒の間では、お互いに誘拐ビジネスが横行している。、人間の肉ほどうまいものはないと確信している恐るべき野蛮人だ 上智 カトリック イエズス会 立教大学 イングランド国教会 明治学院 スコットランド国教会 長老派、カルバン派 南北戦争のあとに明治維新 カルバン派、長老教会、バプテスト派、メソジストはから宣教師が派遣される 南北でののしりあった 神戸神学校は南長老教会 明治維新のころ敗れた南軍から、程度のよくないアメリカ人がたくさんきていた。だれがこんなミッションの言うなりになるかと思ったという歴史の偶然のめぐり合わせがある 明治維新が10年遅れていたら、南北分断の痛みはかなり克服されていたから、アメリカが一丸となってやってきたかもしれない 民族を形成する上で決定的に重要なのは教育です。民族語で自分たちの教科書を作り、自分たちの民族から見た場合の歴史はどうなのか、地理はどうなのかを学ぶ。あるいは偉人伝などをつくって読み継がれるようにする。それによってわれわれは〇〇人だとうい意識を作り、常にそれを維持するためのメインテナンスをしつづけなければならない 伝統的なイスラムの教育などに任せていては、それは普遍主義に流されてします。シリア、イラク、レバノン、リビアでは民族概念がほとんど育たず イスラエル ヘブライ語を公用語にして学校教育をした。 日本語による情報伝達をおろそかにすることは、かえって社会の弱体化につながります。イスラエルとシリアの違いをみればよくわかることです。 1054 東と西のキリスト教にわかれた ヤクザには2つの系譜 山口組のような博打打ちの系譜。縄張り有り。テキ屋の系譜。住吉連合や稲川会。これは庭場をもっている。本来稼業違いといって場所は重なっていても抗争は起こさないという建前。
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面白かった。だけど、難しい。中東などは国の位置関係が分からず、地図を見ながらでなければ理解できない。何度も読み直さないと、まだまだ理解が不十分。。。 それでも、特に第四講の海洋国家とは何か、はとてもよかった。日本がずっと独立国家であり続けられたのも奇跡なのかもしれない。そう思うと、日本の国を大切に守りたいと思う。
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